母子モ株式会社が茨城県城里町で母子手帳アプリ『母子モ』を提供開始、子育て世帯の利便性向上に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

母子モ株式会社が茨城県城里町で母子手帳アプリ『母子モ』を提供開始
『すくすくアプリ♡おひさま』として9月13日よりサービス開始
予防接種スケジュール管理や健診結果管理などの機能を搭載

母子モ株式会社が茨城県城里町で母子手帳アプリ『母子モ』を提供開始

母子モ株式会社は2024年9月13日に茨城県東茨城郡城里町で母子手帳アプリ『母子モ』の提供を開始した。『すくすくアプリ♡おひさま』として展開されるこのアプリは、こども家庭庁が目指す令和8年度からの電子版母子健康手帳の原則化に先駆けて運用が始まる。640以上の自治体で導入実績を持つ『母子モ』が城里町に採用されることで、子育て支援のさらなる充実が期待される。^[1]

『母子モ』の主な機能には、予防接種のスケジュール管理や健診結果の記録、地域情報の配信などが含まれる。これらの機能はスマートフォンやタブレット端末、PCで利用可能であり、クラウド上にデータが保存されるため災害時のバックアップや転居時のデータ継続利用にも対応している。子育て世帯の利便性向上と、自治体の子育て支援施策の効果的な展開を両立させる取り組みとなっている。

城里町では『母子モ』の導入に加え、託児付きの離乳食教室やベビーマッサージ教室の開催、「つどいのひろば」での保育士による親子活動など、多様な子育て支援策を展開している。「ブックスタート事業」では1歳児歯科健診時に絵本のプレゼントも行っており、地域全体で子育てをサポートする体制を整えている。『母子モ』の導入により、これらの取り組みがより効果的に子育て世帯に届けられることが期待される。

『すくすくアプリ♡おひさま』の主な機能まとめ

機能カテゴリー	詳細
自治体情報提供	子ども医療費助成制度、児童手当などの案内、各種お知らせ配信
健康記録管理	妊娠中の体調・体重記録、胎児や子どもの成長記録、身長体重曲線
予防接種管理	標準接種日の自動表示、接種予定・実績管理、受け忘れ防止アラート
健診情報管理	妊婦や子どもの健康診断データを記録
育児情報提供	出産・育児の基礎情報、月齢に合わせたアドバイス、育児関連動画
育児日記機能	子どもの成長を写真と共に記録、約150項目の記念日テンプレート
データ共有	家族間での成長記録や健康データの共有、SNS投稿機能

『母子モ』の詳細はこちら

電子版母子健康手帳について

電子版母子健康手帳とは、従来の紙の母子健康手帳をデジタル化したものであり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

スマートフォンやPCからいつでも閲覧・記録が可能
データのバックアップや共有が容易
リアルタイムでの情報更新や通知機能の実装

こども家庭庁は令和8年度からの電子版母子健康手帳の原則化を目指している。『母子モ』アプリの導入は、この政策に先駆けた取り組みとなる。電子化により、災害時のデータ保護や転居時の継続利用が可能になるほか、自治体からのタイムリーな情報提供や、より詳細な成長記録の管理が実現することが期待される。

母子手帳アプリ『母子モ』の城里町導入に関する考察

『母子モ』の導入により、城里町の子育て支援策がより効果的に展開される可能性が高い。特に、アプリを通じた地域情報の配信や健康記録の一元管理は、子育て世帯の利便性を大きく向上させるだろう。一方で、高齢者や電子機器の操作に不慣れな層へのサポートが課題となる可能性がある。アプリ利用のサポート体制の整備や、従来の紙媒体との併用期間の設定などが解決策として考えられる。

今後、アプリの機能拡張として、AIを活用した個別の育児アドバイス機能や、地域の子育てコミュニティとの連携機能の追加が期待される。また、多言語対応や障害のある子どもの発達支援機能など、多様なニーズに対応した機能の実装も検討の余地がある。これらの機能追加により、より包括的な子育て支援ツールへと進化する可能性がある。

『母子モ』の導入は、城里町のデジタル化推進の一環としても注目される。子育て支援のデジタル化の成功事例となれば、他の行政サービスのデジタル化にも波及効果をもたらす可能性がある。長期的には、子育て支援に限らず、町全体のデジタルトランスформーションを加速させる契機となることが期待される。こうした取り組みが、より住みやすい地域づくりにつながることを期待したい。