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公開：2024-09-17

クロスロケーションズが新サービス【バードアイ人流】を発表、AIを活用した人流分析が容易に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• クロスロケーションズが新分析メニュー【バードアイ人流】を提供開始
• 道路通行量マップとエリア密集マップを発表
• AIによる人流の俯瞰的分析が可能に

クロスロケーションズの新サービス【バードアイ人流】が人流分析を革新

クロスロケーションズ株式会社は2024年9月15日、AIを活用した新しい人流分析メニューグループ【バードアイ人流】の提供を開始した。このサービスは道路の通行量やエリアの人流密集度を俯瞰的に把握できる「道路通行量マップ」と「エリア密集マップ」を含んでおり、ワンクリックで人流データを分析することが可能になった。従来の人流分析システムと比較して、事前準備や複雑な設定が不要になったのが特徴だ。^[1]

【バードアイ人流】の「道路通行量マップ」は、ジオテクノロジーズ株式会社の「道路通行量クラウド」のデータをAPIで活用し、クロスロケーションズ独自のUIと機能を統合している。このウィジェットにより、日本全国の精密な道路データベースと膨大な位置情報を活用した道路単位での通行量可視化が実現した。店舗開発や交通計画、地域の交通状況分析など、幅広いビジネス用途や地域課題への対応が期待される。

一方、「エリア密集マップ」は、店舗や特定エリアを訪れる人々の動きや、時間帯ごとの人流の密集度合いをAIによって分析するウィジェットだ。このマップを使用することで、エリア周辺の混雑状況を把握し、来店者分析やイベントの動員計画、交通混雑緩和対策などに活用できる。地図上で人の密集度に応じた色の濃淡を確認できるため、人々の集まりを俯瞰的に把握することが容易になった。

【バードアイ人流】の新機能まとめ

クロスロケーションズの公式サイトはこちら

Location AI Platform®について

Location AI Platform®（LAP）とは、クロスロケーションズが提供する人流データ分析プラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化する独自技術を活用
• クラウド型プラットフォームでビジネス活用を支援
• 人流アナリティクス®などの関連サービスを提供

Location AI Platform®は、クロスロケーションズが開発した「Location Engine」技術を基盤としており、多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化することを可能にしている。このプラットフォームを通じて、企業は人流データを活用したビジネス拡大や、インバウンドデータを用いた広告配信、分析サービスなどを利用することができる。

【バードアイ人流】に関する考察

【バードアイ人流】の導入により、企業や自治体が人流データをより直感的に把握できるようになったのは大きな進歩だ。特に、事前準備や複雑な設定が不要になったことで、データ分析の敷居が大幅に下がった。これにより、中小企業や地方自治体など、専門的な知識やリソースが限られた組織でも、高度な人流分析が可能になるだろう。

一方で、このような詳細な人流データの利用には、プライバシーの問題が付きまとう。個人を特定できない形でデータを匿名化しているとはいえ、特定のエリアや時間帯の人の動きが可視化されることで、個人の行動パターンが推測される可能性がある。今後は、データの匿名性をさらに高める技術開発や、利用ガイドラインの策定など、プライバシー保護と利便性のバランスを取る取り組みが重要になるだろう。

将来的には、【バードアイ人流】のような人流分析ツールと他のビッグデータを組み合わせることで、より高度な予測モデルの構築が期待される。例えば、天候データや経済指標と組み合わせることで、より精度の高い需要予測や都市計画が可能になるかもしれない。クロスロケーションズには、このような総合的なデータ分析プラットフォームへの発展を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AIによって、ワンクリックでエリアや店舗前の人流を俯瞰できる新タイプの分析メニューグループ【バードアイ人流】を提供開始 | クロスロケーションズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000037476.html, (参照 24-09-17).

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