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テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研、インシデントレスポンス事業で業務提携開始、サイバー攻撃対応の高度化へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研が業務提携
  • インシデントレスポンス事業で高度なサービスを提供
  • サイバー攻撃対応の効率化と被害極小化を目指す

テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研のインシデントレスポンス事業における業務提携

テクマトリックス株式会社とMS&ADインターリスク総研株式会社は、2024年9月17日にインシデントレスポンス事業における業務提携を開始したことを発表した。両社の専門性と技術を結集し、サイバーインシデント発生時におけるより高度なインシデントレスポンスサービスや恒久的な対策に至るまでの支援サービスを提供することを目指している。[1]

MS&ADインターリスク総研は、MS&ADインシュアランスグループにおけるリスク関連サービス事業会社として、デジタル・データを活用したリスクマネジメントの中核を担っている。2024年7月1日より、企業がサイバー攻撃を受けたときの対応を伴走支援するサービス「サイバーインシデントガード」の提供を開始し、サイバー攻撃による被害の極小化を図るとともに、顧客の事業継続と発展に貢献している。

一方、テクマトリックスは2021年3月より、セキュリティ監視センターやセキュリティ研究所に所属するサイバーセキュリティのエキスパートがその知見を活用し、デジタルフォレンジックやアドバイザリサービスを提供している。両社の連携により、セキュリティインシデントに対する調査や、封じ込め、復旧、恒久的な再発防止策などの迅速かつ効果的なインシデント対応を支援し、顧客の安全性を最大限に確保することを目指している。

インシデントレスポンスサービスの概要

項目 詳細
サービス名 サイバーインシデントガード
提供開始日 2024年7月1日
主な特徴 サイバー攻撃対応の伴走支援
目的 被害の極小化、事業継続と発展への貢献
提供企業 MS&ADインターリスク総研株式会社
連携企業 テクマトリックス株式会社
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インシデントレスポンスについて

インシデントレスポンスとは、サイバーセキュリティ事故が発生した際に、組織が取るべき対応プロセスのことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 迅速な事故検知と初期対応
  • 被害の拡大防止と影響範囲の特定
  • システムの復旧と再発防止策の策定

テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研の業務提携により、両社の専門知識とリソースを活用した高度なインシデントレスポンスサービスが提供されることになる。これにより、企業はサイバー攻撃に対してより効果的に対応し、被害を最小限に抑えることが可能になる。また、恒久的な対策の支援も含まれているため、長期的なセキュリティ態勢の強化にも貢献するだろう。

インシデントレスポンス事業の業務提携に関する考察

テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研の業務提携は、サイバーセキュリティ分野における重要な動きだ。両社の専門性を組み合わせることで、より包括的かつ効果的なインシデントレスポンスサービスが提供可能になる。特に、テクマトリックスのセキュリティ監視センターやセキュリティ研究所の知見と、MS&ADインターリスク総研のリスクマネジメントの専門性が融合することで、顧客企業に対してより高度な支援が可能になるだろう。

一方で、今後の課題として、両社のサービスの統合や、顧客データの取り扱いに関する調整が必要になる可能性がある。また、急速に進化するサイバー攻撃に対応するため、継続的な技術更新と人材育成が不可欠だ。これらの課題に対しては、定期的な共同トレーニングや技術交流会の実施、さらには AIや機械学習を活用した新たな防御技術の開発などが解決策として考えられる。

今後、このような業界横断的な協力関係がさらに拡大することで、日本全体のサイバーセキュリティ対策が強化されることが期待される。特に、中小企業向けの手頃な価格のサービス提供や、業種別の特化したソリューションの開発など、より幅広い企業がサイバーセキュリティ対策を導入しやすい環境づくりが望まれる。テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研の取り組みが、こうした業界全体の発展の先駆けとなることを期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「テクマトリックスとMS&ADインターリスク総研、 インシデントレスポンス事業において業務提携開始 | テクマトリックス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000009277.html, (参照 24-09-19).

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