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公開：2024-09-19

ログリー社がBtoB向けアカウントインテリジェンスツール「ウルテク」を発表、インテントデータとAIで商談獲得率向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ログリー社がアカウントインテリジェンスツール「ウルテク」を発表
• インテントデータとAIを活用し商談獲得率を向上
• 2024年9月18日から提供開始、月額15万円から

ログリー社がBtoB向けアカウントインテリジェンスツール「ウルテク」を発表

ログリー株式会社は、インテントデータとAIを活用して隠れたニーズを捉え商談獲得率を向上させるアカウントインテリジェンスツール「ウルテク」を2024年9月18日に提供開始すると発表した。ウルテクは、Webサイト訪問企業や担当者の中から購買意欲の高い見込み顧客を自動で特定・通知する機能を持ち、マーケティングとセールス間の情報共有や施策連携を容易にする。^[1]

ウルテクの主な特長として、高い購買意欲を持つ見込み顧客の自動特定・リスト化機能がある。この機能により、アンノウンリード状態の企業名や担当者の可視化、インテントキーワードや業種によるフィルタリング、サイト内行動に基づく自動スコアリングが可能となり、営業担当者は隠れた顧客を素早く発見できるようになる。

さらに、ウルテクは自社サイト以外での顧客インテント検知や、Slackやメールでのリアルタイム通知機能を備えている。これにより、ニーズが最も高まった瞬間を逃さず効果的なアプローチが可能となり、商談の成約率向上が期待できる。また、電話やメールでは接触が難しかった見込み客に対して、無料広告を活用したリード獲得や商談獲得の支援機能も搭載されている。

ウルテクの主な機能まとめ

ウルテクの詳細はこちら

インテントデータについて

インテントデータとは、Web上で検索する際に抱いている行動意図（intent）や目的、需要を表すデータのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ユーザーの購買行動や関心を予測可能
• 検索キーワードや行動パターンから生成
• 個人を特定せずにニーズを把握

ログリー社のウルテクでは、独自のインテントデータプラットフォーム「LOGLY Sphere」を活用している。このプラットフォームは、大規模データとクッキーを使用しないユーザー属性推定の特許技術、AIを活用した言語解析技術を組み合わせて構築されている。これにより、行動履歴やアンケートでは予測しづらい購買活動の可視化が可能となり、より精度の高いマーケティング活動を支援することができる。

ウルテクに関する考察

ウルテクの導入により、BtoBビジネスにおける顧客ニーズの把握と効果的なアプローチが可能になると考えられる。特に、アンノウンリードの可視化や自社サイト外でのインテント検知は、従来のMAツールでは難しかった課題を解決する可能性がある。しかし、インテントデータの解釈や活用方法によっては、顧客のプライバシーに関する懸念が生じる可能性もあるだろう。

今後の課題としては、インテントデータの精度向上や、より広範囲なデータソースの統合が挙げられる。また、AIによる予測の透明性や説明可能性の確保も重要になるだろう。これらの課題に対しては、データの匿名化技術の強化や、AIモデルの解釈性向上などの取り組みが必要になると考えられる。

将来的には、ウルテクのようなツールとCRMシステムやカスタマーサポートツールとの統合が進むことで、より包括的な顧客体験の提供が可能になるかもしれない。また、業界特化型のインテントデータモデルの開発や、国際展開に向けた多言語対応なども期待したい。ログリー社には、これらの課題や期待に応える形でウルテクの継続的な進化を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「インテントデータとAIで隠れたニーズを捉え商談獲得率を向上させる「ウルテク」2024年9月18日提供開始 | ログリー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000006043.html, (参照 24-09-19).

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