RTOとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

RTO(Recovery Time Objective)とは

RTOとは、Recovery Time Objectiveの略であり、災害やシステム障害などが発生した際に、どの程度の時間で復旧させるかという目標時間のことを指します。つまり、RTOは、システムの復旧にかかる時間の目標値であり、重要な指標の一つと言えるでしょう。

RTOを設定する際は、システムの重要度や復旧に必要なリソース、コストなどを考慮する必要があります。一般的に、重要なシステムほどRTOを短く設定し、迅速な復旧を目指すことが求められます。

ただし、RTOを短く設定するためには、バックアップシステムの構築や復旧手順の整備など、事前の準備が欠かせません。また、RTOを達成するために必要なコストと、システムの重要度のバランスを取ることも重要です。

RTOは、システムの可用性を向上させるための重要な指標ですが、同時に、RPO(Recovery Point Objective)という指標も考慮する必要があります。RPOは、システム障害発生時にどの時点までのデータを復旧させるかを示す指標で、RTOとは異なる観点からシステムの可用性を評価するものです。

以上のように、RTOは、システムの可用性を向上させるための重要な指標の一つであり、その設定には様々な要因を考慮する必要があります。適切なRTOを設定し、それを達成するための準備を行うことが、システムの安定運用には欠かせないと言えるでしょう。

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