セキュリティ

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公開：2024-10-18

WEP(Wired Equivalent Privacy)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

WEP(Wired Equivalent Privacy)とは

WEPはWired Equivalent Privacyの略称で、無線LANにおいて初期の段階で使用されていたセキュリティ規格の一つです。WEPは、無線LANの通信データを暗号化することで、第三者による傍受や改ざんを防ぐ目的で開発されました。

WEPでは、暗号化キーを使用して通信データを暗号化します。暗号化キーは、40ビットまたは104ビットの長さを持ち、無線LANアクセスポイントと無線LANクライアントの両方で同じキーを使用する必要があります。

WEPの暗号化方式は、RC4という暗号アルゴリズムを使用しています。RC4は、ストリーム暗号の一種で、暗号化キーとランダムな初期ベクトル(IV)を組み合わせて、疑似乱数を生成し、それを元のデータとXORすることで暗号化を行います。

しかし、WEPにはいくつかの脆弱性が存在することが明らかになりました。暗号化キーが短く、初期ベクトルのサイズが小さいため、暗号化されたデータから元のデータを復元することが比較的容易であることが判明しました。

また、WEPでは、暗号化キーの管理が適切に行われない場合、不正なアクセスが可能になる可能性があります。暗号化キーが漏洩した場合、第三者が無線LANに不正にアクセスし、通信データを傍受したり改ざんしたりすることが可能になります。

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