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ビーマップが可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションを発表、災害時の通信インフラ復旧に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ビーマップが可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションを発表、災害時の通信インフラ復旧に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • ビーマップが可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションを発表
  • 被災地での迅速な通信インフラ復旧を支援
  • CEATEC2024で初公開・初展示予定

ビーマップの可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューション

株式会社ビーマップは災害時の迅速な通信インフラ復旧を目指し、可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションを2024年10月15日に発表した。このソリューションは株式会社MIのポータブル蓄電池AirREAL-BATTERYを活用し、被災地での通信の迅速な復旧と被災地活動の円滑な進行を支援するものだ。[1]

本ソリューションの特長として、軽量で持ち運びが容易な設計による即時展開、堅牢な設計による高信頼性、多様なネットワーク環境への対応が挙げられる。これにより、避難所での被災者安否確認や救援物資の調整連絡インフラとしての活用が可能となり、災害時の通信環境確保に大きく貢献するだろう。

ビーマップの可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションは、災害時に携帯電話キャリアや固定電話・通信回線などのインフラが使用不能になった際に、蓄電池や太陽電池で電源を確保し、最大1kmまで通信可能なミリ波長距離無線を活用する。これにより、避難所での安否確認や被災状況の把握を支援し、災害対応の新たなスタンダードを築くことを目指している。

可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションの構成

ミリ波無線機 ポータブル蓄電池
製品名 MLTG-CN LR AirREAL-BATTERY
主な特徴 最長1km対向設置可能 野外対応、低コスト、連結可能
技術仕様 Terragraphに準拠、60GHz帯 バッテリーマネージメントシステム搭載
運用時間 - 72時間以上の連続運用可能
その他 長距離クライアントノード 太陽光パネル搭載可能、保管寿命最大10年
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Terragraphについて

Terragraphとは、Meta Connectivity(旧Facebook)が開発した、光ファイバーに近い接続性を空中に拡張するためのギガビット無線技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • FWA向けの広域無線LANシステムとして標準化が進行中
  • 60GHz帯を使用した高速大容量通信が可能
  • 都市部や郊外でのブロードバンド接続に適している

ビーマップは国内でいち早くTerragraphに着目し、2021年10月よりTerragraphに準拠した60GHz帯高速大容量無線LANシステム・MLTGシリーズの提供を開始した。さらに2022年1月には三井不動産の屋外ロボット開発検証拠点「KOIL MOBILITY FIELD」に、国内初のTerragraph実験設備「ミリ波ラボ@柏の葉」を開設している。これにより、災害時の通信インフラ復旧や平常時の高速通信環境の提供に大きく貢献することが期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「可搬仮設型ブロードバンドバックホールソリューションの提供を開始いたします! | 株式会社ビーマップのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000181.000018483.html, (参照 24-10-18).
  2. Meta. https://about.meta.com/ja/

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