Microsoft Edgeとは?意味をわかりやすく簡単に解説
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Microsoft Edgeとは
EdgeはMicrosoftが開発したウェブブラウザです。Windows 10のデフォルトのブラウザとして搭載されており、高速で安全性の高いブラウザとして知られています。
EdgeはChromiumオープンソースプロジェクトをベースに構築されています。これにより、Google Chromeなどの他のChromiumベースのブラウザと同様の機能や拡張機能を利用することが可能となっています。
Edgeの特徴として、「コレクション」機能があります。この機能を使うことで、ウェブページの情報を簡単に収集・整理することができ、効率的なリサーチが行えます。
また、Edgeには「縦タブ」機能も搭載されています。従来の横並びのタブとは異なり、画面左側に縦にタブを配置することで、多くのタブを開いていても見やすく、切り替えもスムーズに行えるようになっています。
さらに、Edgeは「トラッキング防止」機能を備えており、オンライン上のプライバシー保護にも力を入れています。ユーザーの許可なくウェブサイトがデータを追跡することを防ぎ、安全なブラウジングを実現しているのです。
EdgeのChromiumベースへの移行
EdgeのChromiumベースへの移行に関して、以下3つを簡単に解説していきます。
- Chromiumベースへの移行の経緯
- Chromiumベースになったことによるメリット
- 旧バージョンのEdgeとの違い
Chromiumベースへの移行の経緯
Microsoftは2018年12月にEdgeをChromiumベースに移行することを発表しました。これはウェブ標準への対応や開発者との協力体制の強化を目的としたものです。
従来のEdgeは独自のレンダリングエンジンを使用していましたが、Chromiumベースに移行することで、他のブラウザと同様の動作や機能を提供できるようになりました。この移行により、ウェブ開発者にとってもメリットが大きいと言えるでしょう。
なお、Chromiumベースへの移行は段階的に行われ、2020年1月には安定版がリリースされています。現在ではほとんどのユーザーがChromiumベースのEdgeを利用しているはずです。
Chromiumベースになったことによるメリット
Chromiumベースになったことで、Edgeは多くのメリットを得ています。まず、Chromeなどと同様の拡張機能が利用できるようになりました。ユーザーは好みの拡張機能をインストールすることで、ブラウザの機能を拡張できるのです。
また、Chromiumのアップデートにより、Edgeも継続的に改善されていきます。セキュリティ面の強化や新機能の追加など、常に最新の状態を保つことができるようになったのは大きな利点と言えるでしょう。
さらに、開発者ツールの充実も見逃せません。Chromiumベースになったことで、Chromeと同等の開発者ツールが利用可能となりました。ウェブ開発者にとって、より効率的な開発が行えるようになったのです。
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旧バージョンのEdgeとの違い
Chromiumベースに移行したEdgeは旧バージョンと比べていくつかの違いがあります。まず、ユーザーインターフェースが刷新され、よりシンプルで使いやすいデザインになりました。設定画面なども整理され、目的の項目を見つけやすくなっています。
また、動作速度や安定性も向上しています。Chromiumエンジンを採用したことで、ウェブページの表示速度が速くなり、メモリ使用量も最適化されました。多くのタブを開いていても、以前より快適に利用できるようになったのです。
拡張機能の互換性も大きな変化点です。旧バージョンではMicrosoftストアからしか拡張機能をインストールできませんでしたが、ChromiumベースではChrome ウェブストアから直接インストールが可能になりました。より多くの選択肢から、必要な拡張機能を見つけられるようになったと言えます。
Edgeの便利な機能
Edgeの便利な機能に関して、以下3つを簡単に解説していきます。
- コレクション機能の使い方
- ウェブキャプチャ機能の活用方法
- 縦タブ機能のメリット
コレクション機能の使い方
コレクション機能はウェブページ上の情報を簡単に収集・整理できる機能です。ページ上の画像やテキストを選択し、コレクションに追加することで、あとから見返したいときにすぐにアクセスできます。
コレクションは複数作成可能で、目的に応じて分類することもできます。例えば、旅行の計画を立てる際に、ホテルや観光スポットの情報をコレクションに保存しておけば、効率的に情報を管理できるでしょう。
また、コレクションはOneNoteとも同期可能です。Edgeで収集した情報を、OneNoteで further整理したり、メモを追加したりすることができ、より柔軟な情報管理が実現します。
ウェブキャプチャ機能の活用方法
ウェブキャプチャ機能はウェブページの任意の範囲をキャプチャできる機能です。キャプチャした画像はそのままコピーしたり、保存したりすることが可能です。
この機能はウェブページの一部を共有したいときに便利です。必要な部分だけをキャプチャして、メールやチャットで送信すれば、相手に伝えたい情報を的確に共有できます。
また、キャプチャした画像に手書きのメモを追加することもできます。重要な部分を強調したり、コメントを書き込んだりと、画像に付加価値をつけられるのも魅力的な点と言えるでしょう。
縦タブ機能のメリット
縦タブ機能はタブを画面左側に縦に並べる機能です。通常のブラウザではタブが横に並ぶため、多くのタブを開くと見づらくなってしまいます。しかし、縦タブ機能を使えば、多くのタブを開いていても見やすく、切り替えもスムーズに行えます。
また、縦タブ機能ではタブのサムネイルが表示されるため、どのタブがどのページなのかが一目で分かります。目的のタブを探すのに時間がかかることもなくなるでしょう。
縦タブはドラッグ&ドロップで簡単に並び替えることもできます。関連するタブをグループ化したり、重要度に応じて上下に移動させたりと、自分の使いやすいようにタブを整理できるのも大きな利点です。
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Edgeのセキュリティ対策
Edgeのセキュリティ対策に関して、以下3つを簡単に解説していきます。
- SmartScreenフィルターの役割
- トラッキング防止機能の仕組み
- パスワードモニタリング機能の利点
SmartScreenフィルターの役割
SmartScreenフィルターは悪意のあるウェブサイトやダウンロードからユーザーを保護する機能です。アクセスしたウェブサイトやダウンロードしようとしたファイルが安全かどうかを自動的にチェックし、危険と判断された場合は警告を表示します。
このフィルターはMicrosoftのデータベースを利用して判定を行います。世界中のユーザーから収集された情報を元に、リアルタイムで更新されるため、新しい脅威にも素早く対応できるのです。
また、SmartScreenフィルターはフィッシング詐欺対策にも効果を発揮します。フィッシングサイトは巧妙に作られていますが、このフィルターを使えば、アクセスする前に警告を受け取ることができるでしょう。
トラッキング防止機能の仕組み
トラッキング防止機能はウェブサイトがユーザーの行動を追跡することを防ぐ機能です。多くのウェブサイトではCookieなどを使って訪問者の情報を収集していますが、この機能を有効にすれば、そうした追跡を制限できます。
Edgeではトラッキング防止のレベルを3段階から選択可能です。「基本」「均衡」「厳格」の中から、自分に合ったレベルを設定しましょう。レベルが高いほど、プライバシー保護が強化される一方で、一部のウェブサイトが正常に動作しなくなる可能性もあるため、適切なバランスを見つけることが大切です。
また、トラッキング防止機能はサードパーティCookieのブロックにも対応しています。サードパーティCookieは訪問したウェブサイトとは異なるドメインから送られてくるCookieで、ユーザー追跡に利用されることが多いのですが、この機能を使えば、そうしたCookieを自動的にブロックしてくれます。
パスワードモニタリング機能の利点
パスワードモニタリング機能は保存したパスワードが流出していないかをチェックする機能です。Edgeに保存されているパスワードが、他のウェブサイトの流出情報に含まれていないかを確認し、もし流出が見つかった場合はすぐに警告を表示します。
この機能はユーザーが自分でパスワード変更をする前に、データ流出を知ることができるのが大きな利点です。パスワードを変更することで、不正ログインのリスクを未然に防げるでしょう。
また、パスワードモニタリング機能は定期的にスキャンを行うため、新しい流出情報にも素早く対応できます。ユーザーが自分でチェックしなくても、Edgeが自動的に危険を察知してくれるのは心強い限りですね。
参考サイト
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
- Windows 11 version 24H2がリリースプレビューに登場、新機能とCopilotアプリ化で利便性向上
- Windows 11とWindows 10の非推奨機能一覧公開、セキュリティ強化や新機能への移行が進む
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