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公開：2024-09-24

グローバル・ブレインがドクターメイトに追加出資、介護業界の持続可能なしくみ創りを加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• グローバル・ブレインがドクターメイトに追加出資
• 介護施設向け医療ソリューションを提供
• 持続可能な介護のしくみ創りを推進

グローバル・ブレインによるドクターメイトへの追加出資と事業拡大

グローバル・ブレイン株式会社は、農林中金イノベーション投資事業有限責任組合およびグローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合を通じて、介護事業所向けに医療ソリューションを提供するドクターメイト株式会社へリードインベスターとして追加出資を2024年9月24日に実行した。ドクターメイトは「持続可能な介護のしくみを創る」というビジョンのもと、オンラインによる日中医療相談サービスや夜間オンコール代行™、医療教育サービス『Dスタ（DM-study）』などを介護施設向けに提供している。^[1]

2017年12月に創業したドクターメイトのサービスは、2024年9月1日現在、国内40都道府県以上、900施設を超える介護施設に導入されており、急速な事業拡大を遂げている。また新サービスとして、2024年8月には認知症ケアに対するオンライン精神科相談サービスをリリースし、さらなる事業領域の拡大を図っている。

日本の介護業界は、要介護認定者の増加、必要となる介護職員の人材不足、医療費・介護費の増加など大きな課題を抱えている。今回の資金調達を通じて、ドクターメイトは既存サービスの強化や新規サービスの開発をさらに推進し、持続可能な介護のしくみ創りに向けた取り組みを加速させる予定だ。

ドクターメイトの事業概要と追加出資の詳細

リードインベスターについて

リードインベスターとは、投資ラウンドにおいて主導的な役割を果たす投資家のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 投資ラウンドの条件交渉を主導
• 最大または主要な出資者として参加
• 投資先企業の経営支援や成長戦略の策定に深く関与

グローバル・ブレインがドクターメイトへのリードインベスターとして追加出資を行ったことは、同社の事業モデルと成長性に対する高い評価を示している。この追加出資により、ドクターメイトは資金面だけでなく、グローバル・ブレインの持つ経営ノウハウやネットワークを活用した事業拡大が期待できるだろう。

ドクターメイトの追加出資に関する考察

ドクターメイトへの追加出資は、日本の介護業界が直面する課題解決に向けた重要な一歩だ。オンライン医療相談や教育サービスの提供により、介護施設のスタッフの負担軽減と医療ケアの質の向上が期待できる。一方で、オンラインサービスの普及に伴うデータセキュリティやプライバシー保護の問題、また対面でのケアとの適切なバランスの取り方が今後の課題となるだろう。

これらの課題に対しては、強固なセキュリティ対策の実施や、AIを活用した個別化されたケアプランの提案など、テクノロジーの更なる活用が解決策となり得る。また、介護施設スタッフへのデジタルリテラシー教育や、オンラインと対面のハイブリッドケアモデルの開発なども重要だ。今後は、介護の質を維持しつつ効率化を図るサービスや、高齢者の生活の質を向上させる新たな技術の導入が期待される。

ドクターメイトの事業拡大は、日本の介護システム全体の変革につながる可能性を秘めている。医療機関や行政との連携強化、さらには海外展開も視野に入れた成長戦略の構築が望まれる。グローバル・ブレインの支援を受けながら、ドクターメイトが介護業界のデジタルトランスフォーメーションを牽引し、持続可能な介護システムの構築に貢献することを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「介護事業所向けに医療ソリューションを提供するドクターメイト株式会社へリードインベスターとして追加出資 | グローバル・ブレイン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000412.000047342.html, (参照 24-09-24).

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