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住信SBIネット銀行がアプリ連動型SMS認証の特許を取得、フィッシング詐欺被害ゼロを実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

住信SBIネット銀行がアプリ連動型SMS認証の特許を取得、フィッシング詐欺被害ゼロを実現

PR TIMES より


記事の要約

  • 住信SBIネット銀行がSMS認証の特許を取得
  • アプリ連動型SMS認証で利便性とセキュリティを向上
  • フィッシング詐欺被害の防止に貢献

住信SBIネット銀行のアプリ連動型SMS認証特許取得

住信SBIネット銀行株式会社は、「アプリ連動型SMS認証」に関する特許を取得した。この認証方式は、2022年3月にアプリ「住信SBIネット銀行」や各NEOBANKⓇアプリにおける認証機能「スマート認証NEO」への登録時の二要素承認方法として導入された。顧客の利便性向上とフィッシング攻撃による詐欺の抑止を目的としている。[1]

従来のSMS認証では、認証コードをSMSで送信し、顧客が入力する必要があったが、新しい「アプリ連動型SMS認証」では、SMSに記載されたURLをタップするだけで自動的に認証が完了する。この方式により、認証プロセスがよりスムーズになり、ユーザーの操作負担が軽減された。同時に、セキュリティ面での強化も図られている。

この技術の導入により、過去1年間の住信SBIネット銀行におけるフィッシング詐欺被害は0件となっている。セキュリティ強化による不正防止に大きく貢献しており、その有効性が評価されて他社への提供も予定されている。住信SBIネット銀行は、今後も最先端のテクノロジーを活用し、金融サービスの変革と社会の利便性向上を目指す方針だ。

アプリ連動型SMS認証の特徴まとめ

項目 詳細
特許名称 認証システム及びコンピュータプログラム
特許番号 特許 第7539427号
登録日 2024年8月15日
導入時期 2022年3月
主な目的 利便性向上とフィッシング攻撃抑止
認証方法 SMS記載のURLタップによる自動認証
効果 フィッシング詐欺被害0件(過去1年間)

フィッシング攻撃について

フィッシング攻撃とは、悪意のある第三者が正規のウェブサイトや企業を装い、個人情報やクレジットカード情報などを不正に入手しようとする詐欺行為のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規のサイトやメールに酷似した偽サイトやメールを使用
  • 緊急性を煽る文言で情報入力を促す
  • URLやメールアドレスが微妙に異なる

住信SBIネット銀行の「アプリ連動型SMS認証」は、このようなフィッシング攻撃からユーザーを守る有効な手段となっている。SMSに記載されたURLをタップすることで自社アプリが起動する仕組みにより、偽サイトへの誘導を防ぎ、安全な認証プロセスを実現している。この技術の導入により、フィッシング詐欺被害の大幅な減少につながっている。

アプリ連動型SMS認証に関する考察

住信SBIネット銀行のアプリ連動型SMS認証は、ユーザビリティとセキュリティの両立を実現した点で評価できる。従来のSMS認証では、コードの手動入力が必要だったが、URLタップによる自動認証により操作が簡略化された。この改善はユーザーの認証プロセスにおける負担を軽減し、サービス利用の快適性を高めている。

一方で、今後の課題として、SMSの脆弱性や携帯電話の紛失・盗難時のリスクが考えられる。これらの問題に対しては、SMSに代わる安全な通信手段の検討や、デバイス紛失時の即時無効化機能の強化などが解決策として挙げられる。さらに、生体認証との組み合わせや、AIを活用した不正アクセス検知システムの導入など、多層的なセキュリティ対策の実装が期待される。

今後、金融サービスのデジタル化がさらに進む中で、利便性と安全性を両立する認証技術の重要性は一層高まるだろう。住信SBIネット銀行には、この特許技術をベースに、さらなる革新的なセキュリティソリューションの開発を期待したい。同時に、他社への技術提供を通じて、業界全体のセキュリティ水準向上に貢献することも重要な役割となるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「住信SBIネット銀行、「アプリ連動型SMS認証」特許取得のお知らせ | 住信SBIネット銀行株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000372.000037968.html, (参照 24-09-28).

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