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公開：2024-10-02

ホテル日航つくばが自動おしぼり供給機SAWANNAを導入、プラスチック削減と環境負荷低減に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ホテル日航つくばが自動おしぼり供給機を導入
• プラスチック削減を目的とした5社共同の取り組み
• 農林水産省の補助事業として採択された施策

ホテル日航つくばがSAWANNAを導入しプラスチック削減に貢献

ホテル日航つくばは、プラスチック削減を目的として自動おしぼり供給機「SAWANNA（サワンナ）」を2024年10月1日よりレストラン セリーナで導入した。この取り組みは、ホテル日航つくばを含む5社・ブランドがコンソーシアムを結成し、株式会社Field Allianceの協力を得て推進するものである。農林水産省の令和5年度補正予算による外食・中食産業持続的発展対策事業補助金の採択を受けている。^[1]

SAWANNAは手をかざすだけでウェットおしぼりが出てくる仕組みとなっており、従来の紙おしぼりのようなプラスチック包材を必要としない。ホテル日航つくばでは、特に朝食ブッフェでの未使用おしぼりの廃棄問題にも着目しており、SAWANNAの導入によってこの課題の解決も期待されている。

ホテル日航つくばは、この取り組みを通じて単なる機器導入に留まらず、お客様とともに環境について考え行動することを目指している。また、メーカーとも連携し、機器本体や従来型の個包装おしぼりの研究も進め、事業活動の中で持続的に環境負荷低減を進めていく方針だ。

SAWANNA導入によるプラスチック削減の効果

ホテル日航つくばのSDGsの取り組みについてはこちら

コンソーシアムについて

コンソーシアムとは、複数の企業や組織が共通の目的のために協力して形成する集団や連合体のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 共通の目標達成のために複数の組織が協力
• 各組織の強みを活かした相乗効果を期待
• リスクや費用の分散が可能

本事例では、ホテル日航つくば、デニーズ、リッチモンドホテル、ニッコースタイル名古屋、ホテルJALシティ名古屋錦の5社・ブランドがコンソーシアムを結成している。この連携により、SAWANNAの導入と運用に関するノウハウの共有や、より大規模なプラスチック削減効果が期待できる。

SAWANNAに関する考察

SAWANNAの導入は、ホテル業界におけるプラスチック削減の取り組みとして画期的だ。従来の個包装おしぼりと比較して、プラスチック包材の使用量を大幅に削減できるだけでなく、必要な分だけ提供できるため、無駄な廃棄も抑えられる。しかし、導入初期段階では利用者の戸惑いや機器のメンテナンス頻度の増加など、新たな課題が生じる可能性もあるだろう。

これらの課題に対しては、利用者への丁寧な説明や、スタッフの適切な研修が解決策となる。また、メーカーとの連携を強化し、機器の改良や最適な運用方法の確立を進めることも重要だ。今後は、SAWANNAの性能向上や、より多くの場所での導入拡大が期待される。同時に、おしぼりの素材自体の環境負荷低減にも注目が集まるかもしれない。

ホテル日航つくばの取り組みは、宿泊業界全体のサステナビリティ向上に大きな影響を与える可能性がある。今後は、この取り組みがモデルケースとなり、他のホテルや外食産業にも波及することが期待される。さらに、顧客の環境意識向上にも貢献し、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【ホテル日航つくば】手をかざすだけ！自動おしぼり供給機「SAWANNA」の5社共同導入によるプラスチック削減施策が、農林水産省の補助事業として採択 | 株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメントのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003597.000002213.html, (参照 24-10-02).

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