エクシードがRobloxを活用したデジタル人材育成サービスを開始、10代向けプログラミング教育の新展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エクシードがRobloxを活用した新サービスを開始
Robloxでプログラミングを学ぶ教材を提供
10代向けデジタル人材育成サービスを展開

エクシードのRoblox活用教材によるデジタル人材育成サービス開始

株式会社エクシードは、10代向けデジタル人材育成サービス「TechHigher」の一環として、Robloxを活用したプログラミング学習教材の提供を2024年10月1日に開始した。この新サービスは、ScratchやMinecraftを修了した小学校高学年から中高生を対象とし、Robloxの3Dゲーム制作を通じてテキストプログラミングの基礎を楽しく学べる内容となっている。^[1]

提供される教材は、実際のRobloxゲーム開発者によって制作されており、アスレチックゲームやコイン集めゲームなどを制作しながら学習を進める。今後はプロの開発者による制作や監修によって教材を拡張していく予定だ。さらに、著名ゲームクリエイターのアドバイスや特別セミナー、生徒向けのオンラインコミュニティ、コンクール、サマーキャンプ、奨励金なども提供予定である。

パートナー教室には、体験会用のワールドや集客用の販促物、その他の教材も提供される。教室は約3万円でパートナーとなり、月額約3000円のランニングコストで教材の利用を開始できる。オンライン授業の実施も可能で、商圏も無く、月謝の設定も自由となっている。Robloxの開発環境は無料で使いやすく、低スペックのPCでも動作するため、幅広い層での活用が期待される。

エクシードのRoblox活用教材の特徴まとめ

項目	詳細
対象者	ScratchやMinecraftを修了した小学校高学年〜中高生
学習内容	Robloxの3Dゲームを制作しながらテキストプログラミングの基礎を学ぶ
制作ゲーム	アスレチックゲーム、コイン集めゲーム
教材制作者	実際のRobloxゲーム開発者
追加予定サービス	著名ゲームクリエイターのアドバイス、特別セミナー、オンラインコミュニティ、コンクール、サマーキャンプ、奨励金

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Robloxについて

Robloxとは、ユーザーが自由にゲームを作成し、他のユーザーと共有できるオンラインプラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

ユーザーが自由にゲームを作成・公開できる
Lua言語を使用したプログラミングが可能
3D環境でのゲーム制作が容易

Robloxは、その使いやすさと豊富な機能により、プログラミング教育の場でも注目を集めている。エクシードの新サービスでは、このRobloxの特性を活かし、ゲーム制作を通じてテキストプログラミングの基礎を学ぶことができる。ScratchやMinecraftの次のステップとして位置づけられ、より高度なプログラミングスキルの習得に向けた橋渡しの役割を果たすことが期待されている。

Robloxを活用したデジタル人材育成に関する考察

エクシードのRobloxを活用したデジタル人材育成サービスは、ゲーム開発という楽しみながら学べる環境を提供している点が評価できる。実際のゲーム開発者が教材を制作していることで、より実践的なスキルを身につけられる可能性が高い。また、著名ゲームクリエイターのアドバイスや特別セミナーなども予定されており、業界の最新トレンドや実務的な知識を得られる点も魅力的だろう。

一方で、今後の課題として、Robloxのプラットフォーム依存性が挙げられる。Roblox特有の開発環境やLua言語に特化した学習になる可能性があり、他のプログラミング言語やプラットフォームへの応用力をどう育成するかが重要になるだろう。この問題に対しては、Robloxでの学習を基礎としつつ、他の言語や開発環境への橋渡しとなる追加カリキュラムの開発が解決策として考えられる。

将来的には、AIやVRなどの最新技術をRoblox上で扱う教材の追加も期待したい。これにより、より幅広いデジタルスキルの習得が可能になるだろう。また、生徒が制作したゲームの商業化支援や、企業とのコラボレーションプロジェクトなど、実際のビジネスに繋がる機会の提供も、将来のデジタル人材育成において重要な要素になると考えられる。