Shippioが経団連に入会、国際物流DXの推進で持続可能な物流の実現を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
Shippioの経団連入会と国際物流DXの推進
Shippioの事業内容まとめ
デジタルフォワーダーについて
Shippioの経団連入会に関する考察
参考サイト

記事の要約

Shippioが経団連に入会
国際物流DXを推進し、持続可能な物流の実現を目指す
経団連と連携し、デジタル活用で貿易手続きの効率化を推進

Shippioの経団連入会と国際物流DXの推進

株式会社Shippioは2024年10月1日付けで一般社団法人日本経済団体連合会（経団連）に入会した。Shippioは「理想の物流体験を社会に実装する」をミッションに掲げ、国際物流分野のデジタルトランスフォーメーション（DX）を牽引している企業だ。日本初のデジタルフォワーダーとして、フォワーディング実務とクラウドサービスをセットで提供するサービスを展開している。^[1]

Shippioの経団連入会の背景には、貿易産業の巨大市場とそれに伴う課題がある。輸出入を合わせて170兆円を超える市場規模を持つ貿易産業は、ECの普及により拡大しているが、同時に労働人口の減少やデジタル化の遅れという課題に直面している。島国である日本にとって、国際物流インフラは人々の日常生活の生命線であり、その効率化は急務となっているのだ。

経団連は2022年に「スタートアップ躍進ビジョン」を掲げ、スタートアップエコシステムの活性化を目指している。また、持続可能な物流の実現に向けて、規制改革やDXの推進、政府への働きかけなどの活動を行っている。Shippioは経団連入会を機に、会員企業との連携を深め、デジタルを活用した複雑な貿易手続きの効率化を推進し、持続可能な物流の実現に貢献することを目指している。

Shippioの事業内容まとめ

サービス名	概要
デジタルフォワーディング	フォワーディング実務とクラウドサービスをセットで提供
Any Cargo	SaaS型のクラウドサービス
Shippio Works	国際物流事業者向けのコミュニケーションプラットフォーム（2024年9月開始）

Shippioの公式サイトはこちら

デジタルフォワーダーについて

デジタルフォワーダーとは、デジタル技術を活用して国際物流業務を効率化する新しいタイプの物流事業者のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

クラウドベースのプラットフォームを活用した業務効率化
リアルタイムの貨物追跡やデータ分析機能の提供
AIやIoTを活用した最適な輸送ルートの提案

Shippioは日本初のデジタルフォワーダーとして、従来の国際物流業務の非効率性を解消し、顧客企業の国際物流DXを実現している。デジタルフォワーディングサービスでは、フォワーディング実務とクラウドサービスをセットで提供することで、貿易に関わる複雑な手続きや情報管理を一元化し、業務効率の大幅な向上を可能にしているのだ。

Shippioの経団連入会に関する考察

Shippioの経団連入会は、日本の国際物流分野におけるDX推進に大きな影響を与える可能性がある。経団連という影響力のある団体との連携により、Shippioの革新的なアプローチが業界全体に広がり、国際物流の効率化が加速する可能性が高い。一方で、急速なデジタル化に伴う既存の物流事業者との摩擦や、データセキュリティの問題など、新たな課題が浮上する可能性も否定できないだろう。

これらの課題に対しては、業界全体での標準化の推進や、セキュリティ対策の強化が解決策として考えられる。また、Shippioには今後、AIやブロックチェーン技術を活用した更なる革新的なサービスの開発が期待される。例えば、AIによる需要予測と連動した最適な物流ルートの自動選択や、ブロックチェーンを活用した貿易書類の偽造防止システムなどが考えられるだろう。

今後、Shippioには経団連という大きな舞台で、国際物流DXの重要性を訴え、政策提言を行うリーダーシップが期待される。同時に、他の会員企業との協業を通じて、業界の垣根を越えた新たなビジネスモデルの創出にも期待が高まる。Shippioの経団連入会を契機に、日本の国際物流分野が大きく変革し、グローバルな競争力を高めていくことに期待したい。