VeBuIn社がインドで新卒ITエンジニアを直接採用、日本のIT人材不足解消に新たな道筋

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

VeBuIn社がインドの大学で新卒採用を実施
仲介会社を介さず直接連携し優秀な人材を確保
ITエンジニア不足解消と人材育成に期待

VeBuIn社がインドで新卒ITエンジニアを直接採用し人材確保を強化

VeBuIn株式会社は日本のITエンジニア不足解消を目指し、インドの大学と直接連携して新卒採用を行った。この取り組みは仲介会社を経由せず、企業の理念に共感する優秀な人材を直接確保することを目的としている。2024年10月2日に公開されたこの新しい採用戦略は、日本のIT業界に新風を吹き込むことが期待されている。^[1]

VeBuIn社はつくば市に本社を置き、既に50名以上のインド出身エンジニアが勤務している。今回の採用では、インドのSVNIT大学と連携し、筆記試験やグループディスカッション、技術試験、最終面接を経て内定者を決定した。採用された学生は2025年秋に来日予定で、それまでの期間はインド拠点でインターンシップや日本語学習プログラムを受講する。

この新たな採用方法は、日本企業がグローバル人材を確保する上で画期的なアプローチとなる可能性がある。VeBuIn社は今後、提携先の大学を拡大し、インドの高度IT人材の採用をさらに強化する計画だ。また、来年春にはインドの大学で技術コンテスト「ハッカソン」を開催し、より多くのITエンジニアに日本でのキャリアに関心を持ってもらうことを目指している。

VeBuIn社のインド新卒採用プロセスまとめ

項目	詳細
採用対象	インドの大学新卒ITエンジニア
提携大学	SVNIT大学
選考内容	筆記試験、グループディスカッション、技術試験、最終面接
内定後の準備	インド拠点でのインターンシップ、日本語学習プログラム受講
来日予定	2025年秋
今後の展開	提携大学の拡大、技術コンテスト「ハッカソン」開催

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SVNIT大学について

SVNIT大学とは、Sardar Vallabhbhai National Institute of Technologyの略称で、インドのグジャラート州スーラトに位置する国立技術大学のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

1961年に設立された歴史ある工科大学
工学、科学、技術分野の学士、修士、博士課程を提供
研究とイノベーションに重点を置いた教育を実施

SVNIT大学は、インド国内外で高い評価を受けている技術系大学の一つだ。VeBuIn株式会社がこの大学と提携し新卒採用を行ったことは、同社が高度な技術力を持つ人材の確保を重視していることを示している。今後、日本企業とインドの優秀な教育機関との連携がさらに進むことで、両国のIT産業発展に大きな影響を与える可能性がある。

VeBuIn社のインド新卒採用に関する考察

VeBuIn社のインド新卒採用の取り組みは、日本のIT業界における人材不足解消の新たなモデルケースとなる可能性が高い。特に、仲介会社を介さず直接大学と連携することで、企業理念に合った人材を効率的に確保できる点が評価できる。また、採用後のインターンシップや日本語学習プログラムの提供は、入社後のスムーズな適応を促進し、長期的な人材育成につながるだろう。

しかし、この採用方法には文化の違いや言語の壁、ビザの問題など、乗り越えるべき課題も存在する。特に、日本の企業文化への適応や、日本語でのコミュニケーション能力の向上が重要になるだろう。これらの課題に対しては、来日前の徹底した教育プログラムの実施や、日本人社員との交流機会の創出などが解決策として考えられる。

今後、VeBuIn社には採用した人材の定着率や業績への貢献度を追跡し、この採用方法の有効性を検証することが求められる。また、インド以外の国々からの採用も視野に入れ、より多様な人材の確保を目指すことも期待したい。日本のIT業界全体にとって、このような先進的な取り組みが広がることで、グローバル競争力の向上につながる可能性がある。

参考サイト

^ PR TIMES. 「つくば発のスタートアップ、インドの才能を直接採用！優れた技術力と適応力を兼ね備えたエンジニアを発掘 | VeBuIn株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000054715.html, (参照 24-10-03).

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