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公開：2024-10-03

みんなの銀行がCircleの提携事業者を拡大、金融×非金融の包括的サービスエコシステムを強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• みんなの銀行がサービス「Circle」の提携事業者を拡大
• ABCash Technologiesとオトバンクとの連携を開始
• 4カテゴリー12社との提携でエコシステムを構築

みんなの銀行がCircleの提携事業者を2社追加し金融×非金融のエコシステムを強化

株式会社みんなの銀行は2024年10月1日、金融×非金融のサービスエコシステム「Circle（サークル）」において、株式会社ABCash Technologiesと株式会社オトバンクの2社と新たに連携を開始したことを発表した。この連携により、サークルの提携事業者は「資産運用・保険」「ライフスタイル」「トラベル」「ラーニング」の4カテゴリー12社へと拡大している。^[1]

サークルは、みんなの銀行と提携事業者間で金融と非金融サービスを連携させることで、各社の顧客に新たな価値を提供する機会を創出することを目指している。また、提携事業者間でも、これまでにない新たな市場へのアクセスや顧客コミュニケーション機会の共創につながるサービスエコシステムの構築を目標としている。

みんなの銀行は「みんなに価値あるつながりを。」をミッションに掲げており、サークルを通じてこのミッションの実現を目指している。今後も順次サービスカテゴリーおよび提携事業者を拡大していく予定であり、デジタルネイティブ世代のニーズに応える多様なサービス展開が期待される。

Circleの提携事業者一覧

サービスエコシステムについて

サービスエコシステムとは、複数の企業や組織が連携して顧客に価値を提供する仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 異なる業種や分野の企業が協力し、相互補完的なサービスを提供
• 顧客にとって便利で付加価値の高い体験を創出
• 参加企業間での新たなビジネス機会や革新を促進

みんなの銀行のCircleは、金融サービスを核として非金融サービスとの連携を図ることで、顧客の日常生活や将来設計に寄り添うエコシステムの構築を目指している。このアプローチは、デジタルネイティブ世代の多様なニーズに応えるとともに、参加企業にとっても新たな顧客層へのアプローチや事業拡大の機会を提供するものだ。

Circleのサービスエコシステムに関する考察

みんなの銀行が構築するCircleのサービスエコシステムは、金融と非金融の垣根を越えた包括的なサービス提供を可能にする点で画期的だ。特に、デジタルネイティブ世代をターゲットとしていることから、モバイルアプリを通じた簡便なサービスアクセスや、ライフスタイルに合わせた多様なサービスラインナップが強みとなるだろう。一方で、多数の提携事業者が参画することによる複雑性の増大や、ユーザーの個人情報管理の課題も予想される。

これらの課題に対しては、ユーザーインターフェースの最適化やデータセキュリティの強化が解決策として考えられる。また、AIを活用したパーソナライズド推奨機能の導入や、ブロックチェーン技術を利用した透明性の高い取引履歴管理なども、エコシステムの価値向上に寄与する可能性がある。今後は、より幅広い業種との連携や、地域特性を考慮したローカライズされたサービス展開にも期待したい。

Circleの成功は、単にみんなの銀行の事業成長にとどまらず、日本のフィンテック業界全体の発展にも影響を与える可能性がある。特に、従来の銀行業務の枠を超えた新しい金融サービスモデルの確立や、異業種間のオープンイノベーションの促進など、幅広い波及効果が期待できる。今後のCircleの展開と、それが金融業界にもたらす変革に注目が集まるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「金融×非金融のサービスエコシステム「Circle」に提携事業者2社が追加 | 株式会社みんなの銀行のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000072105.html, (参照 24-10-03).

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