アジア健康長寿イノベーション賞2024が発表、7団体の革新的な高齢化対策を表彰

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
アジア健康長寿イノベーション賞2024の受賞団体と特徴
アジア健康長寿イノベーション賞2024受賞団体まとめ
IoTヘルスケアサービスについて
参考サイト

記事の要約

アジア健康長寿イノベーション賞2024受賞者発表
日本、韓国、タイ、フィリピン、シンガポールの7団体が受賞
アジアの高齢化課題解決に貢献する取り組みを表彰

アジア健康長寿イノベーション賞2024の受賞団体と特徴

日本国際交流センター（JCIE）と東アジア・アセアン経済研究センター（ERIA）は、2024年10月1日にアジア健康長寿イノベーション賞2024の受賞団体を発表した。本賞は急速に高齢化が進むアジア地域で健康長寿の達成や高齢者ケアの向上に資する取り組みを表彰する国際賞であり、今回は日本を含むアジア12カ国・地域から応募が集まった。^[1]

受賞団体は、テクノロジー＆イノベーション、コミュニティ、自立支援の3分野で日本、フィリピン、タイ、シンガポールの団体が大賞および準大賞に選ばれた。特別賞として韓国の過疎地域で高齢者ケアのシステム構築に取り組む団体も選出された。今回の応募傾向として、タイやフィリピンからの応募が例年より多く、フィリピンの団体が初めて受賞を果たした。

受賞事例の中には、過疎地域での訪問看護ステーション設置やIoTヘルスケアサービスの提供、自転車を活用した高齢者の健康モニタリング、高齢者向けの職業スキル育成プログラム、過疎地域でのスマート統合ケアアプローチなど、革新的な取り組みが多く見られた。これらの取り組みは、アジア地域の高齢化に伴う様々な課題解決に貢献することが期待される。

アジア健康長寿イノベーション賞2024受賞団体まとめ

	大賞	特別賞	準大賞
テクノロジー＆イノベーション部門	Nurse and Craft株式会社（日本）	-	ライオン・ビフレンダ―ス・サービス協会（シンガポール）
コミュニティ部門	パディアレスキュー（フィリピン）	-	タイ・フア・クアン・モラルチャリティ、統合ケア機構（シンガポール）
自立支援部門	チェンマイ大学・生涯教育学部（タイ）	-	徳島大学大学院医歯薬学研究部先端脳機能研究開発分野、ビューティーライフ株式会社（日本）
ケアネットワークの開発	-	中央大学校・地域ケアと健康公平性研究所、サマリーA.I.、井邑市公衆衛生センター（韓国）	-

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IoTヘルスケアサービスについて

IoTヘルスケアサービスとは、Internet of Things（モノのインターネット）技術を活用して、健康管理や医療サービスを提供するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

ウェアラブルデバイスやセンサーによるリアルタイムの健康データ収集
クラウドを活用したデータの蓄積と分析
遠隔医療や予防医療への活用

Nurse and Craft株式会社が大崎下島で展開しているIoTヘルスケアサービスは、過疎地域における医療・介護サービスの不足を補う革新的な取り組みとして評価された。このサービスにより、高齢者の健康状態を遠隔でモニタリングし、必要に応じて適切な医療・介護サービスを提供することが可能となり、地域の高齢者の生活の質向上に貢献している。