機械系シミュレータ Fulico+ V7.56 リリース、機械電気系の統合シミュレーション実現へ
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記事の要約
- 機械系シミュレータ Fulico+ V7.56 がリリース
- 剛体、梁、ばね、歯車、電圧源、抵抗など多様な要素を搭載
- Vector ソフトライブラリからダウンロード提供開始
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機械系シミュレータ Fulico+ V7.56 リリース、機械・電気系のシミュレーションが可能に
機械系シミュレータの新バージョン「Fulico+ V7.56」がリリースされた。本ソフトウェアでは振り子の運動やリンク機構、モータ駆動など機械系や電気系の動きをシミュレーションできる。[1]
理工系の教育支援や機構・回路設計、制御系の構想設計などに活用できるだろう。機械要素には剛体、梁、ばね、歯車、電気要素には電圧源、抵抗、油空圧要素には油圧ポンプ、磁気要素には透磁などが用意されている。
パラメタによる代入、微積分、位相表示などが可能で、要素のデータをパラメタで振ることでトレードスタディも行える。最新版は2024年5月15日に公開され、Vector ソフトライブラリからダウンロードできる。
多様な要素とパラメタ活用で高度なシミュレーションを実現
Fulico+ V7.56 では機械系と電気系双方の要素が大幅に拡充された。機械要素では剛体、梁、ばね、歯車、チェーンベルトなど、電気要素では電圧源、抵抗、オペアンプ、DCモータなどを新たに追加している。
油空圧要素ではシリンダやポンプ、磁気要素ではマグネットやギャップなども選択可能だ。これらの要素を組み合わせ、パラメタを適切に設定することで現実に近いシミュレーションが実現できるだろう。
さらに一次遅れや二次遅れ、パルス幅変調などのパラメタ処理機能も搭載。要素のデータをパラメタで変化させることでトレードスタディも容易に行えるはずだ。
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考察
Fulico+ V7.56 のリリースにより、機械系と電気系の複合的なシミュレーションがより手軽に実行できるようになった。ただし要素やパラメタが増えた分、設定の複雑さは増している。
シミュレーション精度を高めるには各要素の特性を十分理解し、適切なパラメタ設定を行う必要がある。特に減衰や粘性、トルクリミットなどが不適切だと発散してしまうリスクもあるだろう。
一方でこのツールを使いこなせば、機構設計や制御系開発の効率化が望める。実機を作る前に挙動を予測できるため、試作回数の削減にもつながるはずだ。教育や研究の場でも大いに活用されることを期待したい。
参考サイト
- ^ Fulico+. 「機械系シミュレータ」. https://sites.google.com/site/fulicoplus/, (参照 24-05-28).
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