新見市がAI活用の乗合タクシーをWEB予約で拡大、公共交通アクセス向上と地域活性化を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

新見市がAI活用の乗合タクシーを開始
WEB予約機能で利便性向上と業務効率化
11月1日から新規2地域でもサービス導入

新見市がAI活用の乗合タクシーサービスを拡大

岡山県新見市は2024年11月1日より、AIを活用した乗合タクシーサービス「にいみ乗合タクシー」のWEB予約運行を開始する。このサービスではJR西日本のMaaSアプリ「WESTER」やWEBでの予約が可能となり、利用者の利便性向上と運行事業者の業務効率化を図る。既存の4地域に加え、哲多地域と新見南西部地域でも新たにサービスを導入する。^[1]

乗合タクシーは事前予約制で、利用者の自宅から市内5地域内の各施設やバス停までドアツードアで送迎するサービスだ。AIによる配車システムの導入により、複数の利用者をマッチングし効率的な運行を実現する。運行時間は平日の8:30から16:00までで、大人300円、小人150円の料金設定となっている。

新見市はこのサービス拡大により、市内の公共交通アクセスを向上させ、住みよい生活圏の形成に寄与することを目指している。定住促進や地域活性化にもつながることが期待され、今後も地域住民のニーズを踏まえてサービスの拡大を検討していく方針だ。高齢化が進む地方都市における新たな公共交通モデルとして注目される。

にいみ乗合タクシーの概要

項目	詳細
運行開始日	2024年11月1日
予約方法	WESTERアプリ、WEB、電話
対象地域	新見市北部、大佐、神郷、哲西、哲多・新見南西部
運行日時	月曜日～金曜日 8:30～16:00
運賃	大人300円、小人150円（税込）
予約受付	乗車希望時刻の30分前まで

にいみ乗合タクシーのWEB予約はこちら

AIを活用した配車システムについて

AIを活用した配車システムとは、人工知能技術を用いて効率的な車両の割り当てと運行ルートの最適化を行うシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

複数の乗客の予約をリアルタイムで処理し最適なルートを算出
需要予測に基づく効率的な車両配置が可能
利用者の待ち時間短縮と運行コストの削減を両立

新見市の乗合タクシーサービスでは、REA社が提供するクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu-Sharing」を採用している。このシステムにより、複数の利用者の予約を効率的にマッチングし、最適な運行ルートを瞬時に計算することが可能となる。利用者の利便性向上と運行事業者の業務効率化を同時に実現し、持続可能な地域公共交通の実現に貢献するだろう。