エアアジアがセガ・アトラスとコラボ、ソニックとペルソナ5の特別塗装機で新たな旅行体験を提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エアアジアがセガ・アトラスと提携
ソニックとペルソナ5の特別塗装機が就航
ゲームと旅行を融合した体験を提供

エアアジアがセガ・アトラスとコラボ、ゲームキャラクター特別塗装機を運航

エアアジアは2024年10月8日、日本の多国籍ゲーム企業であるセガとそのグループ会社アトラスとパートナーシップを結び、両社の代表作「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と「ペルソナ５」を機体塗装および機内体験を通じて表現するコラボレーション企画を発表した。このコラボレーションは、エアアジアのブランド管理部門であるエアアジア・ブランド・カンパニー（Abc.）が実施する「The Colour Of Connection」キャンペーンの一環として行われる。^[1]

特別塗装機として、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」とその仲間が描かれたエアアジア XのエアバスA330型機と、「ペルソナ５」のデザインが施されたエアアジア・マレーシアのエアバスA320型機が就航する。これらの航空機は、バンコクや東京、ソウル、台北、上海、シドニーなど、ASEANおよびアジア太平洋地域の主要100都市以上を含むエアアジアのネットワークへ投入される。

さらに、機内でのゲーム体験を充実させるため、Santan機内食では「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」にちなんだ特別メニュー「ソニックのゴールドリングケーキ」が提供される。また、2025年第一四半期より、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と「ペルソナ５」のデザインを使用した限定グッズの発売も予定されており、エアアジアの全フライトおよび公式アプリ、AirAsia Move（免税品）にて購入可能となる。

エアアジアとセガ・アトラスのコラボ特徴まとめ

	ソニック・ザ・ヘッジホッグ	ペルソナ5
特別塗装機	エアアジア X（A330型機）	エアアジア・マレーシア（A320型機）
就航路線	ASEAN・アジア太平洋地域主要100都市以上	ASEAN・アジア太平洋地域主要100都市以上（日本路線除く）
機内サービス	ソニックのゴールドリングケーキ	-
限定グッズ	2025年第一四半期発売予定	2025年第一四半期発売予定
購入可能場所	全フライト、公式アプリ、AirAsia Move	全フライト、公式アプリ、AirAsia Move

フランチャイズについて

フランチャイズとは、ブランドや事業モデルを他者に使用許諾する事業形態のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

ブランド力や確立されたビジネスモデルを活用可能
本部からの支援を受けながら事業展開が可能
地域や業界を超えた急速な事業拡大が可能

今回のエアアジアとセガ・アトラスのコラボレーションでは、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と「ペルソナ5」という人気フランチャイズを活用している。これらのゲームフランチャイズは、長年にわたり多くのファンを魅了し、ゲーム以外のメディアにも展開されてきた。航空業界とゲーム業界という異なる分野のフランチャイズが融合することで、新たな顧客体験の創出が期待される。

エアアジアとセガ・アトラスの提携に関する考察

エアアジアとセガ・アトラスの提携は、航空業界とゲーム業界の垣根を越えた斬新な取り組みとして評価できる。特に、若年層や家族連れの顧客層に訴求力が高いゲームキャラクターを活用することで、エアアジアのブランド認知度向上や新規顧客の獲得につながる可能性が高い。一方で、ゲームキャラクターを前面に押し出すことで、ビジネス客や高年齢層の顧客に対しては逆効果となる可能性もあるだろう。

今後の課題としては、一時的な話題性に終わらせないための継続的な施策の展開が挙げられる。例えば、機内エンターテインメントシステムにゲームコンテンツを導入したり、目的地に関連したゲーム内イベントを開催したりするなど、旅行体験とゲーム体験を融合させる取り組みが求められる。また、他のゲーム会社やエンターテインメント企業との提携拡大も検討の余地がある。

長期的には、このような異業種間コラボレーションが航空業界の新たなスタンダードとなる可能性もある。エアアジアには、今回の提携を通じて得られた知見を活かし、より革新的な顧客体験の創出に挑戦し続けることが期待される。同時に、ゲーム業界にとっても、新たな露出の場を獲得できたことは大きな意味を持つだろう。