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公開：2024-10-13

AGキャピタルの出資先オルツがグロース市場に新規上場、P.A.I.開発企業の飛躍に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• AGキャピタルの出資先オルツが新規上場
• オルツはP.A.I.の研究開発を行う企業
• AGキャピタルはアイフルのCVCとして投資

AGキャピタルの出資先オルツがグロース市場に新規上場

アイフル株式会社のグループ会社であるAGキャピタル株式会社は、出資先の株式会社オルツがグロース市場に新規上場したことを2024年10月11日に発表した。オルツは「個人の記憶の永遠化・意思の再現・個人の価値の最大・永遠化により自律社会の実現を加速させるパーソナル人工知能」の開発を目指す企業で、創業以来一貫して「P.A.I.」（パーソナル人工知能）の研究開発を続けている。^[1]

AGキャピタルは、アイフルのCVC（コーポレートベンチャーキャピタル）として、独自性と革新性を有し、IPOを目指すベンチャー企業のビジネス・パートナーとして企業価値創造に取り組んでいる。オルツの新規上場は、AGキャピタルの投資戦略の成果の一つとして位置づけられ、今後も新しい時代を築くベンチャー企業への支援を継続していく方針だ。

オルツは、デジタルクローンやP.A.I.の開発を最終目的とした要素技術の研究開発と、それらを応用した製品群（Communication Intelligence「AI GIJIROKU」等）の展開、AIソリューションの提供を行っている。同社のビジョンは、全ての人が自分のAIを持つことによって、労働（Lavoro）から解放され、アーティスティックな営み（Opera）に没頭できる世界の実現を目指すものだ。

AGキャピタルとオルツの概要

P.A.I.について

P.A.I.とは「パーソナル人工知能」（Personal Artificial Intelligence）の略称で、個人の記憶や意思を再現し、個人の価値を最大化・永遠化することを目指す人工知能技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 個人の記憶や経験を保存・再現する能力
• 個人の意思決定プロセスを模倣・再現する機能
• 個人の価値観や特性を反映したAIアシスタント機能

オルツが開発を進めるP.A.I.は、単なる汎用AIとは異なり、個人に特化した人工知能を目指している。この技術は、個人の労働負担を軽減し、創造的な活動に時間を割くことを可能にすることで、社会全体の生産性と創造性の向上に貢献することが期待されている。AGキャピタルによる出資は、このような革新的技術の実現を支援する取り組みの一環と言える。

オルツの新規上場に関する考察

オルツの新規上場は、P.A.I.技術の社会実装に向けた大きな一歩となる可能性がある。上場によって調達した資金を研究開発に投入することで、技術の進化が加速し、より実用的なP.A.I.の実現に近づくかもしれない。一方で、個人情報の扱いや倫理的な問題など、P.A.I.の普及に伴う社会的な課題も浮上してくる可能性があるだろう。

今後、オルツには技術開発の加速と並行して、P.A.I.の社会的受容性を高めるための取り組みも求められる。例えば、プライバシー保護技術の強化やP.A.I.の利用ガイドラインの策定など、技術と社会の調和を図る施策が重要になってくるだろう。また、P.A.I.の活用事例を積極的に公開し、その有用性を社会に示していくことも必要になると考えられる。

AGキャピタルにとっても、オルツの上場は重要なマイルストーンとなる。この成功事例を基に、今後はAI以外の分野でも革新的な技術を持つスタートアップへの投資を拡大していくことが期待される。同時に、投資先企業の成長を支援するノウハウを蓄積し、日本のベンチャーエコシステムの発展に貢献していくことが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ . 「AGキャピタルの出資先である『株式会社オルツ』の新規上場について | アイフル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000010009.html, (参照 24-10-13).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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