ITベンチャーIDEOJがファイル施錠アプリ「カギスル」を発表、脱PPAP実現と安全なファイル共有を可能に
PR TIMES より
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記事の要約
- IDEOJが脱PPAPを目指すアプリ「カギスル」をリリース
- ファイルを指定した人だけが開ける独自形式に変換
- 個人・法人向けに提供開始、基本機能は無料で利用可能
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IDEOJがファイル施錠アプリ「カギスル」をリリースし脱PPAPを実現
株式会社IDEOJは、ファイルを事前に指定した人しか開けない独自形式に変換するPC/Mac向けアプリ「カギスル」を2024年10月15日にリリースした。このアプリは、ファイル共有時における脱PPAPの実現を目指しており、個人・法人での業務利用をサポートしている。PPAPはセキュリティ上問題があるため、代替案として開発されたのだ。[1]
カギスルの特徴として、パスワードレスとゼロリスクを実現している点が挙げられる。独自の暗号化技術を使用し、ファイルの施錠・解錠においてパスワードや共有リンクなどの鍵となる情報の共有を必要としない設計になっている。さらに、施錠や解錠の過程において保護されていないファイルを一切通信に載せないため、アップロードやダウンロード時のリスクも排除している。
IDEOJは、カギスルの基本機能(施錠・解錠)を無料で提供している。さらに、カギスルをインストールしていない方がWebページ上で一時的にカギスルを利用できる機能も提供しており、不特定多数を顧客にしている企業でもセキュアにファイルのやり取りが行える。法人向けには「Enterpriseプラン」を用意し、人数に応じた料金で全ての機能とサービスを利用可能にしている。
カギスルの主な機能と料金プラン
基本機能(無料) | Personalプラン | Enterpriseプラン | |
---|---|---|---|
対象ユーザー | 個人(非商用) | 個人(商用可) | 法人 |
主な機能 | 施錠・解錠 | 一時利用リンク | 全機能利用可能 |
料金 | 無料 | 月額980円 | 要相談 |
サポート | なし | なし | 電話・メール・チャット |
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PPAPについて
PPAPとは、「Password-protected ZIP and Password」の略称で、パスワード付きZIPファイルとそのパスワードを別々のメールで送信する手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ファイル共有時のセキュリティ対策として広く使用されてきた
- パスワードとファイルを別々に送信することで安全性を確保しようとする
- 受信者側の利便性が低く、セキュリティ上も問題があるとされる
PPAPは2020年11月24日の平井デジタル相の記者会見において、セキュリティ対策の観点からも受け取る側の利便性の観点からも適切ではないと指摘された。内閣府・内閣官房ではPPAPを廃止し代替手段について民間からアイデアを募る方針を示しており、民間企業でもPPAPを対策・禁止する動きが広がっている。カギスルはこの課題に対応するソリューションとして開発されたのだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ファイル共有時の脱PPAPを実現 ファイル施錠アプリ「カギスル」がリリース | 株式会社IDEOJのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000148961.html, (参照 24-10-15).
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