新社会システム総合研究所が国際海運の脱炭素化セミナーを開催、EU ETSやFuelEU Maritimeなど欧州の政策動向を解説

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

国際海運の脱炭素化に向けたセミナーを開催
EU ETSの海運分野への適用が2024年より開始
FuelEU Maritimeの適用が2025年より実施

国際海運の脱炭素化に向けたセミナー開催による業界動向の解説

新社会システム総合研究所は国際海運の脱炭素化に向けた最新動向を解説するセミナーを2024年11月28日に開催することを発表した。本セミナーでは公益財団法人日本海事センターの森本清二郎氏が登壇し、海運EU ETSやFuelEU Maritimeなど欧州の政策動向を中心に解説を行うことが決定している。^[1]

国際海運業界ではGHG排出量ネットゼロに向けた取り組みが加速しており、代替燃料や代替エネルギーの普及促進が重要課題となっている。特に欧州では2024年より海運分野へのEU ETSの適用が開始され、2025年からはFuelEU Maritimeの適用も予定されており、業界全体での対応が求められている。

国際海事機関（IMO）においてもGHG削減戦略や中期対策、LCAガイドラインの検討が進められており、エネルギー効率改善や代替燃料・エネルギーの普及に向けた基準や規制の整備が進んでいる。Innovation Fundを活用した欧州での舶用代替燃料の普及支援策も注目を集めているところだ。

セミナーの概要

セミナー名	国際海運の脱炭素化に向けた動向
日程	2024/11/28(木) 13:00~15:00
会場	SSK セミナールーム
会場住所	東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
概要	IMOにおけるGHG削減対策、欧州における海運分野のGHG削減対策、舶用代替燃料の普及に向けた支援策、舶用代替燃料に関する動向について解説する。
主催	新社会システム総合研究所

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EU ETSについて

EU ETSとは「European Union Emissions Trading System」の略称で、欧州連合域内の温室効果ガス排出量取引制度のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

排出枠の上限を設定し、排出権を取引可能な制度
対象セクターの排出量を段階的に削減
市場メカニズムを活用した効率的な削減を実現

国際海運分野では2024年より本格的にEU ETSが適用され、欧州経済領域に寄港する船舶からの温室効果ガス排出量に対して規制が課されることになっている。この制度の導入により、海運業界は低炭素・脱炭素化への取り組みを加速させる必要性に迫られているのだ。

参考サイト

^ PR TIMES. 「「国際海運の脱炭素化に向けた動向」と題して、公益財団法人日本海事センター企画研究部主任研究員森本清二郎氏によるセミナーを2024年11月28日(木）に開催!! | 株式会社　新社会システム総合研究所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003470.000032407.html, (参照 24-10-23).

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