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公開：2024-10-23

Rufus 4.6がWindows 11 24H2に対応、インプレースアップグレード制限の回避機能を実装

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Rufus 4.6が2024年10月22日に公開
• Windows 11 2024 Updateに対応
• インプレースアップグレード制限回避機能を追加

Rufus 4.6のアップデートでWindows 11 24H2対応を強化

ブータブルUSBドライブ作成ツールRufus 4.6が2024年10月22日に公開された。Windows 11 2024 Update（バージョン24H2）への対応が実装され、インプレースアップグレードの制限を回避する新しいsetup.exeラッパーが追加されている。OSのインストールメディア作成における選択肢が広がったのだ。^[1]

Rufusは幅広いOSに対応しており、Windows以外にもLinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど多様なOSのインストールメディアを作成することが可能である。GitHubでオープンソースとして開発が進められ、GPL-3.0ライセンスで提供されているのが特徴だ。

Windows 10/11のインストールメディア作成時には、ウィザード形式でバージョンやロケールを指定でき、Microsoftの公式サイトから直接イメージファイルをダウンロードすることができる。システム要件チェックのバイパスやBitLockerの無効化、ローカルユーザーアカウントの作成など、柔軟なカスタマイズが可能となっている。

Rufus 4.6の新機能まとめ

インプレースアップグレードについて

インプレースアップグレードとは、既存のOSを維持したままWindows OSを新しいバージョンにアップグレードする方法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 既存のアプリケーションや設定を保持したまま更新可能
• クリーンインストールと比較して時間を短縮できる
• ユーザーデータの移行が不要

Windows 11 24H2へのインプレースアップグレードには一定の制限が設けられているが、Rufus 4.6ではsetup.exeラッパーを活用することでこれらの制限を回避できるようになった。この機能により、システム要件を満たさない環境でもアップグレードの選択肢が広がることが期待される。

Rufus 4.6のアップデートに関する考察

Rufus 4.6による Windows 11 24H2のインプレースアップグレード制限回避機能は、多くのユーザーにとって有用な選択肢となる可能性が高い。Microsoft純正のツールでは対応できないケースでも、Rufusを使用することで柔軟なアップグレードパスを確保できるようになるだろう。

一方で、システム要件の制限を回避することによる互換性やパフォーマンスの問題が懸念される。特に古いハードウェアでの動作安定性や、セキュリティ機能の一部が制限される可能性について、十分な検証が必要となるだろう。

今後のアップデートでは、より詳細なシステム互換性チェック機能や、アップグレード後の最適化ツールの追加が期待される。Microsoft側の制限強化に対しても柔軟に対応できるよう、継続的な機能改善が望まれる。

参考サイト

1. ^ GitHub. 「Release Rufus 4.6 · pbatard/rufus · GitHub」. https://github.com/pbatard/rufus/releases/tag/v4.6, (参照 24-10-23).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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