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サンコーが新型フルハーネスEASY Harness CROSSを発売、使いやすさと安全性の両立で作業効率が向上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

サンコーが新型フルハーネスEASY Harness CROSSを発売、使いやすさと安全性の両立で作業効率が向上

PR TIMES より


記事の要約

  • サンコーが新型フルハーネスをリリース
  • 使いやすさと安全性を重視した設計採用
  • 2024年度GOOD DESIGN賞を受賞

EASY Harness CROSSの特徴と機能強化

サンコー株式会社は高所作業の安全性向上を目指し、墜落制止用器具フルハーネス型「EASY Harness CROSS」を2024年10月1日にリリースした。このフルハーネスは使いやすさと安全性を両立させた設計となっており、サンコーが製造する墜落制止用器具の中でもハイクラスな仕上がりとなっている。[1]

EASY Harness CROSSは体の側面のベルト交差部に固定されない構造を採用することで、装着者の動きを妨げないようになっている。両腰のベルトに備えたスマートスライドはハーネスのフィット感を向上させ、腿ベルトのズリ下がりを防止する機能も搭載したのだ。

また、宙吊り状態での身体的負担を軽減するため、腰まわりのベルトと骨盤ベルトで広く面で支える設計を採用している。新潟大学大学院の榛沢特任教授と聖マリアンナ医科大学の三橋特任教授の協力のもと、血流測定による有効性の確認も実施したのである。

EASY Harness CROSSの機能詳細

項目 詳細
使用可能質量 130kg
ベルト素材 肩・腿・骨盤:幅45mmポリエステル、胸:幅25mmナイロン
主要パーツ スチール製D環、アルミ合金製胸クリップ、樹脂製キーパー
製品重量 約1,220g(パッド約120g含む)
サイズ展開 S、M、L、LL
製品型番 CRH-10C型、CRH-9C型、OT-CRH-9C型
EASY Harness CROSSの詳細はこちら

サスペンショントラウマについて

サスペンショントラウマとは、ハーネスで宙吊り状態になった際にベルトによる鼠径部の圧迫が原因で発生する症状のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 腿の大腿静脈等の血流が阻害される
  • 長時間の宙吊りで重篤な症状を引き起こす可能性
  • 欧米や日本で危険性が指摘されている

サスペンショントラウマ対策として、EASY Harness CROSSでは腰まわりのベルトと骨盤ベルトによる面での支持構造を採用している。エマージェンシーストラップ2も別売で用意されており、宙吊り時の血流阻害を防ぐための補助器具として活用することが可能だ。

EASY Harness CROSSに関する考察

EASY Harness CROSSは装着者の動きやすさと安全性を両立させた点で、墜落制止用器具の新たな基準となる可能性を秘めている。特にベルト交差部の非固定構造やスマートスライドの採用により、作業効率を損なうことなく高い安全性を確保できるようになったのだ。

ただし、様々な体格や作業内容に対応するためには、さらなるサイズバリエーションの拡充が求められる可能性がある。作業現場での長期的な使用データの収集と分析を通じて、より多くのユーザーに適合する製品改良を継続的に行うことが重要だろう。

今後は人工知能IoT技術を活用した転落検知機能の搭載や、より軽量な素材の採用による装着感の向上が期待される。さらに、作業者の動きをモニタリングし危険な姿勢を事前に警告するような予防安全機能の実装も検討の余地があるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「使いやすさと安全性能がクロスする。サンコーの新型フルハーネス「EASY Harness CROSS」が2024年度のGOOD DESIGN賞を受賞! | サンコー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000075723.html, (参照 24-10-24).

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