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ゲットワークスが水冷/液冷コンテナデータセンターの運用を開始、高密度なGPUサーバー192基の設置が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ゲットワークスが水冷/液冷コンテナデータセンターを運用開始
  • 20ftコンテナに液冷GPUサーバ24台を設置可能
  • 10月23日より液冷GPU(H100/H200)サーバ6台分を先行受付

ゲットワークスの水冷/液冷コンテナデータセンターの運用開始

ゲットワークスは新潟県湯沢町において、水冷/液冷対応のコンテナデータセンター「コンテナサーバー」の運用を2024年10月23日より開始した。GXテクノロジーと共同で運営する「湯沢GXデータセンター」内に設置され、20フィートコンテナ1台に液冷GPU(H100/H200)サーバを24台、GPU192基を稼働させることが可能となっている。[1]

ゲットワークスでは2010年からコンテナ型データセンターの設計・開発を手掛け、2014年の1棟目完成から現在まで200棟以上のコンテナ型データセンターを国内で自社設計・構築・運用してきた実績を持っている。液体冷却についても8年前から着目し、雪冷熱や井水、用水、河川水を組み合わせた冷却機構について実証実験を重ねてきた結果だ。

Supermicro製の液冷クーリングタワーと液冷GPUサーバやCDUを搭載したサーバラックを導入することで、高密度な運用が実現可能となった。液冷GPUサーバの設置や動作検証をお急ぎのユーザー向けに環境を提供し、国内の計算力向上へ貢献することを目指している。

水冷/液冷コンテナデータセンターの機能まとめ

項目 詳細
コンテナサイズ 20フィートコンテナ
設置可能サーバー数 液冷GPUサーバ24台
GPU搭載数 192基
対応GPU H100/H200
冷却方式 水冷/液冷方式
主要設備 Supermicro製液冷クーリングタワー、液冷GPUサーバ、CDU搭載サーバラック
ゲットワークスの詳細はこちら

CDUについて

CDUとはCoolant Distribution Unitの略称で、液冷システムにおいて冷却液の分配と温度管理を行う重要な装置のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 冷却液の循環と温度制御を一元管理
  • 高効率な熱交換による省電力化を実現
  • サーバーの安定稼働に不可欠な温度維持機能

液冷式の冷却方式には潤沢な水資源の確保と無数の水道配管、チラーやCDU、ポンプ設備が必要とされ、その導入は容易ではない。ゲットワークスは独自開発したコンテナ型CDUを用いて様々な実証実験を行い、雪冷熱や井水、用水、河川水を組み合わせた冷却機構について検証データを収集している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ゲットワークス、AI用液冷GPUサーバ専用の水冷/液冷コンテナデータセンターの運用を開始。20ftコンテナに液冷サーバ24台、GPU192基を設置可能。水冷/液冷設備を準備せずに運用可能な環境を提供。 | 株式会社ゲットワークスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000141706.html, (参照 24-10-24).

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