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住信SBIネット銀行がSmart at AIを導入、kintoneと生成AIの連携で業務効率が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

住信SBIネット銀行がSmart at AIを導入、kintoneと生成AIの連携で業務効率が大幅に向上

PR TIMES より


記事の要約

  • 住信SBIネット銀行がSmart at AIを導入
  • kintoneと生成AIの連携で業務効率が大幅向上
  • 2時間の作業が1分程度に短縮化を実現

Smart at AIの導入による住信SBIネット銀行の業務効率化

M-SOLUTIONS株式会社は、kintoneと生成AIが連携するサービス「Smart at AI for kintone Powered by GPT」の導入事例として住信SBIネット銀行の活用状況を2024年10月23日に公開した。Smart at AIは初期投資の少なさと金融機関向けのセキュリティ要件への対応が評価され導入に至ったのだ。[1]

住信SBIネット銀行では顧客からの問合せ対応やシステム関連の業務にkintoneを活用している状況において、システム仕様のドキュメンテーションやテストシナリオ作成に多大な時間を要していた。オプトアウト申請への対応やセキュリティ要件を満たす機能性によってSmart at AIの採用が決定されたのである。

Smart at AIの導入後、VBASQLが組み込まれた表計算ファイルやデータベースファイルからコードをテキスト形式で抽出し解析する業務が大幅に効率化された。またAIオペレーター「Kore.ai」導入時のUATシナリオ作成においても、約2,000件の想定Q&Aに対するテストシナリオ作成の負担が軽減されている。

Smart at AIの機能まとめ

項目 詳細
主要機能 kintoneと生成AIの連携によるテキスト生成
セキュリティ対応 オプトアウト申請対応、金融機関向けセキュリティ要件対応
効率化事例 2時間の作業を1分程度に短縮
活用業務 システム仕様書作成、UATシナリオ作成
Smart at AIの導入事例の詳細はこちら

UATについて

UATとは「User Acceptance Test」の略称で、新しいシステムやサービスを本番環境に導入する前に実施される最終的な受け入れテストのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 実際の利用環境に近い状態でのテスト実施
  • エンドユーザーの視点での機能検証
  • 本番環境での問題発生を未然に防止

住信SBIネット銀行では2024年8月よりAIオペレーター「Kore.ai」のサービス提供開始に際してUATを実施しており、約2,000件の想定Q&Aに対するテストシナリオの作成にSmart at AIを活用している。Smart at AIの導入によってUATシナリオ作成の工数が大幅に削減され、効率的なテスト実施が可能となった。

Smart at AIに関する考察

Smart at AIの導入による業務効率化は、特にシステム開発や保守における文書作成作業の大幅な時間短縮という点で評価できる。金融機関特有のセキュリティ要件に対応しながら生成AIを活用できる点は、今後の金融業界におけるAI活用の可能性を広げる重要な一歩となるだろう。

一方で生成AIの利用にあたってはデータの取り扱いやガバナンスの構築が課題となる可能性がある。セキュリティ要件と利便性のバランスを保ちながら、組織全体での適切な運用ガイドラインの策定が必要になってくるだろう。

今後はkintoneとの連携機能をさらに強化し、より多様な業務シーンでの活用が期待される。特にAIによる自動応答システムの品質向上や、業務プロセスの最適化支援など、DXを加速させる新機能の追加に期待が高まる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「kintoneと生成AIを連携する「Smart at AI」、住信SBIネット銀行が導入 | M-SOLUTIONS株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000149029.html, (参照 24-10-24).

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