マカフィーが2024年詐欺被害調査を発表、著名人の名前や肖像の不正利用による被害額が277億円に到達

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

マカフィーが詐欺悪用されやすい著名人TOP10を発表
投資詐欺で著名人の名前や肖像が不正利用される事例が増加
AIによる精巧な偽物作成で詐欺手口が巧妙化

マカフィーによる2024年詐欺被害調査で著名人の不正利用が深刻化

マカフィー株式会社は2024年10月24日、詐欺師が個人情報を奪うためにオンライン上で危険なコンテンツに消費者を誘導する際に悪用される著名人をランキング形式にした「2024年オンライン詐欺で悪用されやすい日本の著名人TOP10」を発表した。2023年度のSNS型投資詐欺の被害額は約277億円に達し、認知件数は369件に上っている。^[1]

詐欺師は社会的信用や発信力のある著名人の名前や肖像を無断で使用し投資を呼びかける偽広告を作成することで、より多くの被害者を生み出している。特に堀江貴文氏や池上彰氏の事例では1件の被害額が2億円を超える深刻なケースも報告されている。

生成AIの発展により、わずか3秒で95%の精度で本物と見分けのつかない偽の音声を複製することが可能になっている。小川彩佳氏のケースでは、ニュース番組のインタビュー動画がAI音声により投資を奨励する偽情報に改変される事態も発生した。

詐欺被害に悪用された著名人TOP10まとめ

順位	氏名	職業	悪用された形態
1位	泉房穂	コメンテーター・弁護士	投資勧誘の偽広告
2位	堀江貴文	実業家	投資勧誘の偽広告
3位	テスタ	投資家	なりすましアカウント
4位	池上彰	ジャーナリスト	投資勧誘の偽広告
5位	岡崎哲二	経済学者	悪意のあるサイトへの誘導

マカフィーの公式サイトはこちら

ディープフェイクについて

ディープフェイクとは、AIを使用して作成された偽の映像や音声コンテンツのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

AIによる高精度な音声や映像の複製が可能
わずか3秒で本物と区別がつかない精度を実現
著名人の権利を侵害し詐欺に悪用される

マカフィーの調査によると、ディープフェイク技術を使用することでわずか3秒で95%の精度で本物と見分けのつかない偽の音声を複製することが可能となっている。著名人の動画や音声を改変して投資詐欺に悪用するケースが増加しており、特にSNSを通じた詐欺被害が深刻化している。

参考サイト

^ PR TIMES. 「マカフィー、「2024年オンライン詐欺で悪用されやすい日本の著名人TOP10」を発表 | マカフィー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000033447.html, (参照 24-10-25).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。