アディッシュとSALES ROBOTICS、SaaS企業のカスタマーサクセス支援強化へ戦略的提携、アップセル・クロスセルニーズに対応

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

アディッシュがSALES ROBOTICSと提携
SaaS企業のカスタマーサクセス支援を強化
アップセル・クロスセルニーズに対応

アディッシュとSALES ROBOTICSの戦略的パートナーシップ

アディッシュ株式会社は、SALES ROBOTICS株式会社と事業戦略パートナーシップを締結した。このパートナーシップにより、アディッシュはSALES ROBOTICSのインサイドセールスの知見と人材を活用し、SaaS企業向けカスタマーサクセス支援の「アップセル・クロスセル」ニーズへの対応を強化する。一方、SALES ROBOTICSはアディッシュのカスタマーサクセスの知見を活用し、カスタマーサクセスBPOサービスへの対応を強化するのだ。^[1]

両社の取り組みにより、顧客企業のNRR（Net Revenue Retention：売上維持率）向上やチャーンレート（解約率）の改善が期待される。アディッシュは「コンサルティング」「カスタマーサクセス人材常駐」「カスタマーサクセスBPO」の3つを中心にサービスを展開しており、特に「アップセル・クロスセル」へのニーズが増加している。

SALES ROBOTICSのインサイドセールスの知見は、カスタマーサクセスにおけるアップセル・クロスセルで重要な役割を果たすことになる。このパートナーシップを通じて、アディッシュはより包括的なカスタマーサクセスソリューションを提供できるようになり、SaaS企業の成長支援をさらに強化していくだろう。

	アディッシュ	SALES ROBOTICS
主な強み	カスタマーサクセスの知見	インサイドセールスの知見と人材
提供サービス	カスタマーサクセス支援	インサイドセールス運用支援
パートナーシップでの目標	アップセル・クロスセル対応強化	カスタマーサクセスBPO対応強化
期待される効果	顧客企業のNRR向上	チャーンレート改善

NRR（Net Revenue Retention）について

NRRとは、Net Revenue Retentionの略称で、既存の顧客から収益がどのくらい維持できているかを測る指標のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

既存顧客からの収益維持率を示す
アップセル・クロスセルの効果を反映
SaaS企業の成長性評価に重要

NRRは、一定期間における既存顧客からの収益が、前期と比較してどの程度維持されているかを百分率で表す。この指標が100%を超えている場合、既存顧客からの収益が増加していることを意味し、顧客との関係性が強化され、ビジネスが健全に成長していることを示している。SaaS企業にとって、NRRは顧客満足度やサービスの価値提供の成功を測る重要な指標となっているのだ。

カスタマーサクセス支援の進化に関する考察

アディッシュとSALES ROBOTICSのパートナーシップは、カスタマーサクセス支援の新たな形を示唆している。今後、AIやデータ分析技術の進化により、顧客の行動予測やニーズ分析がより精緻化され、パーソナライズされたアップセル・クロスセル提案が可能になるだろう。しかし、技術の発展に伴い、顧客データの取り扱いやプライバシー保護に関する法的・倫理的な課題が浮上する可能性もある。

新機能としては、リアルタイムの顧客インサイト分析や、AIを活用した最適なタイミングでの提案機能が期待される。また、顧客のサービス利用状況やビジネス成果を可視化し、ROIを明確に示せるダッシュボード機能なども、カスタマーサクセス支援の価値を高める可能性がある。これらの機能により、SaaS企業と顧客との関係性がより深化し、双方にとって価値あるパートナーシップが構築されていくだろう。

今後のカスタマーサクセス支援には、技術と人間性のバランスが求められる。AIやデータ分析による効率化・最適化を追求しつつ、人間ならではの共感力や創造的な問題解決能力を活かしたサポートが重要になる。アディッシュとSALES ROBOTICSの連携が、このようなハイブリッドなアプローチのモデルケースとなり、業界全体のカスタマーサクセス支援の質的向上につながることを期待したい。