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南足柄市がArcserve UDP Appliance 9400を導入し、バックアップ業務の効率化と災害対策を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

南足柄市がArcserve UDP Appliance 9400を導入し、バックアップ業務の効率化と災害対策を強化

PR TIMES より


記事の要約

  • 南足柄市がArcserve UDP Appliance 9400を導入
  • バックアップ時間が5分程度に短縮され業務効率が向上
  • 6年間の保守契約で運用負荷を軽減

南足柄市のArcserve UDP Appliance 9400導入による業務効率化

Arcserve Japanは2024年10月30日、神奈川県南足柄市の2024年度システム更改においてバックアップ専用アプライアンスサーバArcserve UDP Appliance 9400が採用されたことを発表した。これまでも同市ではArcserve UDP Applianceを利用しており、災害に強いバックアップと運用の自動化を実現してきた経緯から、新モデルの導入が決定されている。[1]

南足柄市は以前からLinear Tape-Open(LTO)へのバックアップと遠隔地保管を行っていたが、データ量の増加によりバックアップ時間が不足する恐れが出てきていた。Arcserve UDP Applianceの導入により、毎日の一次バックアップの所要時間が5分程度にまで短縮され、LTOへの二次バックアップ時間を気にする必要がなくなった。

新たに導入されたArcserve UDP Appliance 9400は40TBのストレージ容量を備え、VMwareやHyper-V、AHVなど複数のハイパーバイザに対応している。さらに6年間のメンテナンス契約を締結することで、延長保守の煩雑さを回避し、より本質的な管理業務に注力できる環境を整備している。

Arcserve UDP Appliance 9400の主な特徴

項目 詳細
ストレージ容量 40TB
バックアップ時間 約5分(日次バックアップ)
対応ハイパーバイザ VMware、Hyper-V、AHV
保守期間 6年間
主な機能 Arcserve UDP Advanced Edition(追加ライセンス不要)
導入事例の詳細はこちら

Linear Tape-Openについて

Linear Tape-Open(LTO)とは、IBMやHPなどが共同開発したコンピュータ用の磁気テープ技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 大容量データの長期保存に適した高い信頼性
  • 世代ごとに容量と転送速度が向上
  • バックアップ用途での広範な採用実績

南足柄市では災害対策としてLTOへのバックアップと遠隔地保管を実施しており、重要なデータ保護の手段として活用している。Arcserve UDP Applianceの導入により、LTOへのバックアップ時間を気にすることなく、より効率的なデータ保護が可能になっている。

Arcserve UDP Appliance 9400に関する考察

Arcserve UDP Appliance 9400の導入は、自治体のデータ保護における重要な進展を示している。バックアップ時間の大幅な短縮は業務効率の向上に直結し、さらに複数のハイパーバイザ対応により柔軟なシステム構築が可能になっているが、今後データ量が予想以上に増加した場合の対応策を検討しておく必要があるだろう。

また、6年間の保守契約は長期的な運用の安定性を確保する一方で、技術革新のスピードを考慮すると、契約期間中のアップデートや機能拡張の在り方が課題となる可能性がある。このため、定期的な性能評価とシステム要件の見直しを行い、必要に応じて柔軟な対応ができる体制を整えておくことが望ましいだろう。

今後は自治体のデジタル化がさらに加速する中で、AIやクラウドとの連携機能の強化が期待される。特にデータ分析や予測に基づく自動バックアップの最適化など、より高度な機能の追加により、自治体業務のDX推進に貢献することが望まれる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「神奈川県南足柄市、バックアップ専用アプライアンスサーバを導入し、災害に強いバックアップと業務効率化を両立 | arcserve Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000059210.html, (参照 24-10-31).
  2. IBM. https://www.ibm.com/jp-ja

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