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VAIOが新型ノートPC「VAIO SX14-R」を発表、新開発の熱可塑性カーボンで約948gの軽量化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • VAIOが新型ノートPC「VAIO SX14-R」を発表
  • 新開発の熱可塑性カーボンで約948gの軽量化を実現
  • 11月8日出荷開始で価格は25万9,800円から

VAIOの最上位モデル「VAIO SX14-R」がリリース

VAIOは2024年10月31日、新設計の14型ノートPC「VAIO SX14-R」を発表した。天板と底面に新開発の熱可塑性カーボンを採用することで約948gという軽量化を実現しており、従来モデルと比較して約60g軽量化されている。[1]

VAIO SX14-Rは現時点での同社最上位モデルとして位置付けられており、Core Ultra 7 155HまたはCore Ultra 5 125Hを搭載し高いパフォーマンスを実現している。メモリはLPDDR5X規格に対応し最大64GBまで搭載可能となっているのが特徴だ。

インターフェイスにはThunderbolt 4を2基搭載しており、左右それぞれに1基ずつ配置されている。既存のVAIO SX14では右側面にしかなかった2基のUSB Type-Cポートの配置を見直すことで、より使い勝手の良い設計となっているのが特徴である。

VAIO SX14-Rの主な仕様まとめ

項目 詳細
プロセッサー Core Ultra 7 155H/Core Ultra 5 125H
メモリ LPDDR5X 16GB/32GB/64GB
ストレージ SSD 256GB/512GB/1TB/2TB
ディスプレイ 14型 2,560×1,600ドット(タッチ対応)/1,920×1,200ドット(非光沢)
本体サイズ 約312×226.4×13.9~18.9mm
重量 約948g~1,067g

熱可塑性カーボンについて

熱可塑性カーボンとは、軽量かつ高剛性な特性を持つ新世代の素材のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • マグネシウム合金の約2.9倍の比弾性率を実現
  • 軽量化と高剛性の両立が可能
  • リサイクル性に優れた環境配慮型素材

従来のVAIO SX14では天板にカーボン、底面に樹脂を使用していたが、VAIO SX14-Rでは天板と底面の両方に熱可塑性カーボンを採用している。この新素材の採用により、約948gという軽量化を実現しながらMIL規格準拠の堅牢性も確保することが可能となった。

VAIO SX14-Rに関する考察

VAIO SX14-Rの新開発素材による軽量化は、モバイルノートPCの新たな可能性を示している。特に熱可塑性カーボンの採用は、従来のマグネシウム合金やカーボンファイバーに代わる新世代の素材として注目に値するものとなっているだろう。

今後の課題として、熱可塑性カーボンの量産体制の確立とコスト削減が挙げられる。新素材の採用は製造コストの上昇につながる可能性があり、より幅広い価格帯での製品展開が望まれるところだ。

将来的には熱可塑性カーボンの特性を活かした新たな製品設計も期待される。軽量化と堅牢性の両立は、モバイルノートPCの設計における重要な課題であり、VAIO SX14-Rはその解決策の一つを示しているのである。

参考サイト

  1. ^ VAIOストア. 「VAIO SX14-R | VAIO|VAIO公式 オンラインストア|VAIO STORE」. https://store.vaio.com/shop/pages/sx14r1.aspx, (参照 24-11-01).

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