DataLabsの3DインフラマネジメントシステムHatsulyが東京都の現場対話型スタートアップ協働プロジェクトに採択、インフラメンテナンスのDX推進に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
3DインフラマネジメントシステムHatsulyの東京都採択
Hatsulyの主な機能まとめ
3次元CADモデルについて
Hatsulyに関する考察
参考サイト

記事の要約

DataLabsのHatsulyが東京都の協働プロジェクトに採択
インフラ構造物の3次元データ化でメンテナンス効率向上
発注図面作成から維持管理まで業務プロセスを高度化

3DインフラマネジメントシステムHatsulyの東京都採択

DataLabs株式会社は、インフラ構造物のメンテナンスプロセスを3次元データで高度化するプロダクトHatsulyが、東京都の現場対話型スタートアップ協働プロジェクトに2024年11月1日に採択された。本プロジェクトでは、港湾局管轄の構造物補修調査から補修工事までのプロセスを主なスコープとして、発注者業務の大幅な改善と3Dデータベースによるインフラメンテナンスの在り方を検証する。^[1]

Hatsulyはスマートフォンやタブレットで取得した3次元データを活用し、クラックの延長や面積、はつり深さ、体積など各種出来形管理項目を自動算出するアプリケーションである。取得データはクラウドを介して発注者と共有でき、3次元CADモデルなど各種データの出力も可能になっている。

DataLabs株式会社は補修調査からすべての工程をHatsulyで完結できる環境の構築を目標としている。技術者の人口激減と老朽インフラの激増という課題に対して、デジタルデータを活用したインフラメンテナンスサイクルや群マネジメントの構築を目指している。

Hatsulyの主な機能まとめ

項目	詳細
データ取得方法	スマートフォン・タブレットによる3次元データ取得
自動算出項目	クラック延長、面積、はつり深さ、体積など
データ共有機能	クラウドを介した発注者との共有、3次元CADモデル出力
目標とする効果	調査結果の自動平面図化、発注図面の自動作成、積算自動化
将来的な展開	補修調査から全工程の完結、インフラメンテナンスサイクルの構築

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3次元CADモデルについて

3次元CADモデルとは、コンピュータ上で3次元の立体形状を作成・編集するための設計データのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

立体的な形状や寸法を正確に表現可能
異なる角度からの形状確認や干渉チェックが容易
設計変更や修正が効率的に実施可能

建設・土木分野における3次元CADモデルは、インフラ構造物の設計や施工管理において重要な役割を果たしている。Hatsulyのような3次元データ活用システムと組み合わせることで、従来の2次元図面では困難だった複雑な形状の把握や出来形管理の効率化が可能となるのだ。

Hatsulyに関する考察

Hatsulyの東京都採択により、インフラメンテナンス業界におけるデジタルトランスフォーメーションが加速する可能性が高まっている。スマートフォンやタブレットを活用した3次元データの取得は、現場作業の効率化だけでなく、データの正確性や一貫性の向上にも寄与するだろう。

一方で、新システムの導入に伴う現場作業者の教育やデータ管理体制の整備が課題となる可能性がある。既存の業務フローとの整合性を図りながら、段階的な導入プロセスを検討する必要があるだろう。

将来的には、蓄積された3次元データを活用した予防保全や、AIによる劣化予測など、より高度なインフラ維持管理の実現が期待される。インフラの長寿命化や維持管理コストの削減に向けて、Hatsulyのような革新的なソリューションの重要性は更に高まるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「3Dインフラマネジメントシステム「Hatsuly」、東京都の「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」に採択！ | DataLabs株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000083637.html, (参照 24-11-02).

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