エムティーアイとLIFEMがフェムテックサービス『ルナルナオフィス』の更年期プログラムを導入、従業員の健康管理を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エムティーアイとLIFEMは、法人向けフェムテックサービス『ルナルナオフィス』の更年期プログラムと男性更年期プログラムを2024年11月1日より提供開始することを発表した。医師によるセミナーやオンライン診療サービスを通じて従業員の健康課題改善を支援する取り組みとなっている。^[1]

エムティーアイの男性従業員を対象とした調査では、男性更年期障害の可能性がある従業員が60.4%にのぼることが判明した。更年期症状による業務への影響として、集中力低下が66.4%、ミス増加が27.5%、労働時間減少が19.1%という結果が得られている。

既存の月経プログラムでは、参加者の月経随伴症状による日常生活への影響日数が平均2.4日から1.4日に減少するなどの効果が表れている。更年期プログラムの実証導入でも、不調による影響日数が平均6.1日から0.5日に減少し、業務パフォーマンスの向上が確認されたのだ。

フェムテックとは、女性（Female）と技術（Technology）を組み合わせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するサービスを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

フェムテックサービスは月経管理から妊活支援、更年期対策まで幅広い領域をカバーしており、働く女性の健康維持に貢献している。エムティーアイの『ルナルナオフィス』も、オンライン診療と組み合わせることで従業員の健康課題改善に効果を上げており、職場における健康支援の新たな選択肢として注目を集めているのだ。

フェムテックサービスの導入は、従業員の健康管理と業務効率の両面で大きなメリットをもたらす可能性がある。特にオンライン診療との連携により、通院の時間的負担が軽減され、より気軽に専門医への相談が可能になることで、早期の症状改善につながることが期待できるだろう。

一方で、プライバシーの保護や情報セキュリティの確保が重要な課題となってくる。従業員の健康データを扱うサービスであるため、より厳格なデータ管理体制の構築と、利用者が安心して相談できる環境づくりが必要不可欠になってくるだろう。

今後は男性向けプログラムの充実や、より幅広い年代に対応したサービス展開が期待される。特に更年期症状による業務への影響が明確になってきた現在、企業の生産性向上と従業員の健康維持を両立させる重要なツールとして、フェムテックサービスの役割はさらに大きくなっていくだろう。

^ PR TIMES. 「エムティーアイ、法人向けフェムテックサービス『ルナルナオフィス』「更年期プログラム」の本導入と「男性更年期プログラム」の実証導入を11月より開始！ | 株式会社LIFEMのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000106084.html, (参照 24-11-02).

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