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【CVE-2024-49221】WordPressプラグインcSlider2.4.2にCSRF脆弱性、保存型XSS攻撃のリスクが発覚

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインcSliderにCSRF脆弱性が発見
  • 保存型XSS攻撃が可能な深刻な問題
  • バージョン2.4.2以前に影響あり

WordPressプラグインcSlider2.4.2のCSRF脆弱性

Patchstack OÜは2024年10月17日、WordPressプラグインcSliderにおいてクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性を発見したことを公開した。Julian Weinert // cs&m社が開発したcSliderのバージョン2.4.2以前に影響を与える【CVE-2024-49221】として報告されている。[1]

この脆弱性はCVSS v3.1で7.1のハイリスクと評価されており、攻撃者がネットワーク経由で容易に悪用できる可能性がある。脆弱性の特徴として攻撃に特権は必要ないものの利用者の操作が必要とされ、影響範囲が変更される可能性があるとされている。

Patchstack Allianceの研究者SOPROBROによって発見されたこの脆弱性は、保存型XSS攻撃を引き起こす可能性がある。SSVCによる評価では技術的な影響は部分的であり、自動化された攻撃は現時点では確認されていないとされている。

cSlider2.4.2の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-49221
影響を受けるバージョン 2.4.2以前
CVSSスコア 7.1(High)
脆弱性タイプ CSRF(CWE-352)
影響 保存型XSS攻撃の可能性
脆弱性の詳細はこちら

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリとは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーが意図しないリクエストを強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ログイン済みのユーザーの権限を悪用
  • 攻撃者が用意した偽装リクエストを送信
  • 正規のユーザーになりすまして不正な操作を実行

WordPressプラグインのcSliderにおけるCSRF脆弱性は、攻撃者が保存型XSSペイロードを含むリクエストを送信することを可能にする。この脆弱性を悪用されると、管理者権限を持つユーザーが意図しない操作を実行させられ、Webサイトに悪意のあるスクリプトが埋め込まれる可能性がある。

WordPressプラグインcSliderの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、多くのサイト運営者に影響を与える可能性があるため、早急な対応が必要不可欠である。特にcSliderはスライドショー機能を提供する人気プラグインであり、多くのWebサイトで利用されている可能性が高いため、影響範囲は広範に及ぶ可能性がある。

今後はプラグイン開発者によるセキュリティ対策の強化が求められるが、同時にユーザー側でも定期的なアップデートチェックやセキュリティ監査の実施が重要になるだろう。特にWordPressの管理画面へのアクセス制限やプラグインの選定基準の見直しなど、包括的なセキュリティ対策の検討が必要である。

将来的には、WordPressコミュニティ全体でプラグインのセキュリティ基準を強化し、脆弱性スキャンツールの導入を義務付けるなどの取り組みが期待される。同時に、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、脆弱性報告の仕組みの改善なども重要な課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49221, (参照 24-11-08).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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