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【CVE-2024-50527】WordPress用Stacks Mobile App Builder 5.2.3に深刻な脆弱性、Webシェルのアップロードが可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用Stacks Mobile App Builderに脆弱性
  • バージョン5.2.3以前に危険なファイルアップロード可能
  • CVSSスコア10.0のクリティカルな脆弱性

Stacks Mobile App Builder 5.2.3の脆弱性問題

2024年11月4日、Patchstack OÜ社はWordPress用プラグインStacks Mobile App Builder 5.2.3以前のバージョンに危険なファイルをアップロードできる脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-50527】として識別されており、SSVCの評価によると技術的な影響は深刻で自動化された攻撃が可能とされている。[1]

脆弱性の種類はCWE-434に分類される危険なタイプのファイルの無制限アップロードであり、攻撃者がWebシェルをサーバーにアップロードすることが可能となっている。CVSSスコアは10.0と最も深刻なレベルであり、攻撃者は特権や認証なしで遠隔から攻撃を実行できる可能性が高いだろう。

この脆弱性の発見はPatchstack Allianceのstealthcopterによって報告された。SSVCの評価では脆弱性の悪用が自動化可能であり、技術的な影響は全体に及ぶとされており、早急な対策が必要となっている。

Stacks Mobile App Builder 5.2.3の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-50527
影響を受けるバージョン 5.2.3以前
脆弱性の種類 危険なファイルの無制限アップロード (CWE-434)
CVSSスコア 10.0 (CRITICAL)
攻撃の前提条件 特権や認証が不要
技術的影響 全体に及ぶ影響
脆弱性の詳細はこちら

Webシェルについて

Webシェルとは、攻撃者がWebサーバーに不正にアップロードした悪意のあるスクリプトであり、サーバーに対して遠隔操作を可能にする危険なツールである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 遠隔からサーバーへのコマンド実行が可能
  • ファイルの閲覧や改ざんが自由に行える
  • サーバー内での情報窃取に利用される

Webシェルは一度サーバーにアップロードされると、攻撃者は特権なしでシステムに深刻な影響を与えることが可能となる。CVE-2024-50527の脆弱性では、このWebシェルをサーバーに無制限にアップロードできる状態となっており、システム全体に対する重大な脅威となっているのだ。

Stacks Mobile App Builder脆弱性に関する考察

WordPress用プラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって深刻な問題となることが多く、特にファイルアップロードに関する脆弱性は優先度の高い対応が必要となる。CVSSスコアが10.0と最高値を示していることからも、この脆弱性の深刻さが理解できるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、ファイルアップロード機能の実装時における厳密な検証プロセスの確立が重要となる。特に拡張子やMIMEタイプの制限、ファイルサイズの制限などの多層的な防御策を講じることで、セキュリティレベルの向上が期待できるだろう。

また、WordPressプラグインの開発においては、セキュリティ専門家による定期的なコードレビューやペネトレーションテストの実施が望まれる。プラグインの品質向上とユーザーの信頼性確保のため、開発者コミュニティ全体でセキュリティ意識の向上に取り組む必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-50527, (参照 24-11-08).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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