SDFキャピタルがEXファンドを設立、スタートアップ向けデットファイナンスの拡大が加速

text: XEXEQ編集部

SDFキャピタルがEXファンドを設立、スタートアップ向けデットファイナンスの拡大が加速

PR TIMES より


記事の要約

  • SDFキャピタルがEXファンドを設立
  • ファーストクローズで約13億円を調達
  • スタートアップ向けデットファイナンス拡大

SDFキャピタルによるEXファンド設立と資金調達の詳細

SDFキャピタル株式会社は2024年8月1日に「スタートアップ・デットファンドエクステンション投資事業有限責任組合」(EXファンド)を設立し、約13億円でファーストクローズを達成した。1号ファンドと合わせた運用総額は約55億円に達し、スタートアップ向けデットファイナンスの拡大を示している。[1]

EXファンド設立の背景には、スタートアップのデットファイナンス需要の高まりがある。1号ファンド設立以降、300件を超える問い合わせを受け、14社への投融資を実行し累計投融資額は約40億円に達した。旺盛な資金需要に応えるため、EXファンドを設立し、2024年内のファイナルクロージングを目指している。

ファーストクローズ時点での主な出資者には、大阪商工信用金庫、株式会社紀陽銀行、株式会社福岡銀行などが含まれる。SDFキャピタルは「スタートアップの資金調達に多様な選択肢を」というミッションのもと、既存のエコシステムではリーチできなかった資金調達需要層に対応し、スタートアップの成長や発展に貢献することを目指している。

EXファンドの概要まとめ

EXファンド 1号ファンド
名称 スタートアップ・デットファンドエクステンション投資事業有限責任組合 スタートアップ・デットファンド1号投資事業有限責任組合
設立日 2024年8月1日 2022年5月
ファンド総額 約13億円(2024年8月1日時点) 約42億円
投資対象 国内のアーリー~ミドル~レイター中心のスタートアップ 国内のアーリー~ミドル~レイター中心のスタートアップ
無限責任組合員 SDFキャピタル株式会社 SDFキャピタル株式会社

スタートアップ・デットファンドの今後に関する考察

スタートアップ・デットファンドの拡大は、日本のスタートアップエコシステムに新たな資金調達の選択肢をもたらす可能性がある。従来のエクイティファイナンスに加え、デットファイナンスの活用が広がることで、スタートアップの成長戦略がより多様化し、柔軟な資金調達が可能になるだろう。一方で、デットファイナンスの拡大に伴い、返済能力の評価や金利設定など、新たな課題も浮上する可能性がある。

今後、スタートアップ・デットファンドには、より多様な業種や成長段階のスタートアップに対応できる柔軟な投資戦略の構築が求められる。また、デットとエクイティのハイブリッド型の金融商品など、スタートアップの成長段階や事業特性に合わせた新たな資金調達手段の開発も期待される。これにより、日本のスタートアップエコシステムがさらに活性化し、イノベーションの創出につながる可能性が高い。

さらに、スタートアップ・デットファンドの成功事例が蓄積されることで、より多くの金融機関や投資家がこの分野に参入する可能性がある。これにより、スタートアップ向けの資金供給が増加し、競争が活発化することで、より有利な条件での資金調達が可能になるかもしれない。一方で、過度な資金供給によるバブル化のリスクにも注意を払う必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「「スタートアップ・デットファンドエクステンション投資事業有限責任組合」設立およびファーストクローズのお知らせ | SDFキャピタル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000101774.html, (参照 24-08-04).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ビジネススキル」に関するコラム一覧「ビジネススキル」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。