マネーフォワードがクラウドインボイスに新機能を追加、PDF分割とファイル名自動登録で業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

マネーフォワードがクラウドインボイスの新機能を発表
PDFの自動分割とファイル名の自動登録が可能に
基幹システムとの連携や法令対応を強化

マネーフォワードクラウドインボイスの新機能で業務効率化を実現

株式会社マネーフォワードは2024年8月2日、『マネーフォワードクラウドインボイス』の送付機能に新たな機能を追加したことを発表した。基幹システムから出力されるPDFを取引先ごとに分割できる「PDF分割機能」と、取引情報を自動でファイル名に登録できる「ファイルのリネーム機能」が新たに提供されることになったのだ。^[1]

これらの新機能により、企業は基幹システムから出力したPDFを効率的に処理し、電子帳簿保存法の要件を満たした保管を迅速に行えるようになった。特に「PDF分割機能」は、複数の取引先宛の請求書が連なって出力されるという従来の課題を解決し、送付先ごとの自動分割を可能にしている。

『マネーフォワードクラウドインボイス』は、中堅・エンタープライズ企業向けの請求書受領・送付システムとして、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を支援している。「受領機能」と「送付機能」の両方を提供し、AI-OCRとオペレーター入力による正確なデータ化や、CSVやPDFのアップロードによる送付業務の自動化を実現しているのだ。

マネーフォワードクラウドインボイスの新機能まとめ

	PDF分割機能	ファイルのリネーム機能
主な機能	取引先ごとのPDF自動分割	取引情報の自動ファイル名登録
解決する課題	複数取引先宛の請求書一括出力	ファイル名の手動入力作業
メリット	送付作業の効率化	電子帳簿保存法対応の迅速化
対象プラン	送付プラン	送付プラン

マネーフォワードクラウドインボイスの機能拡張に関する考察

マネーフォワードクラウドインボイスの新機能導入は、企業のバックオフィス業務の効率化に大きく貢献するだろう。しかし、今後は基幹システムとの更なる連携強化が求められる可能性がある。特に、大企業や複雑な取引構造を持つ企業では、基幹システムのカスタマイズ度合いが高いケースが多く、それらとの互換性確保が課題となる可能性があるのだ。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用した請求書の異常検知システムが挙げられる。取引パターンや金額の急激な変動、不自然な請求内容などを自動的に検出し、不正や誤りを事前に防ぐ機能があれば、企業のリスク管理にも大きく貢献するだろう。また、クラウドインボイスと連携した資金繰り予測機能の強化も期待したい。

マネーフォワードには、今後も法改正や企業ニーズの変化に迅速に対応し、バックオフィス業務全体の最適化を支援する総合的なソリューションを提供し続けることを期待したい。特に、中小企業のDX推進を加速させる観点から、より直感的で使いやすいインターフェースの開発や、他社サービスとの連携拡大にも注力してほしいところだ。

参考サイト

^ PR TIMES. 「『マネーフォワードクラウドインボイス』、「PDF分割機能」と「ファイルのリネーム機能」を提供 | 株式会社マネーフォワードのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001287.000008962.html, (参照 24-08-04).

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