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公開：2024-11-14

GoogleがGemsでGoogle WorkspaceファイルのアップロードをサポートしAIアシスタントのカスタマイズ性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GoogleがGemsで文書ファイルのアップロード機能を追加
• Google DocsやSheetsなどの参照ドキュメントに対応
• 企業や教育機関向けにGemsのカスタマイズ性が向上

GeminiのGemsがGoogle Docsなどのファイルアップロードに対応

Googleは2024年11月12日より、GeminiのGemsでGoogle DocsやGoogle Sheetsなどの参照ドキュメントのアップロードに対応した機能を公開した。この機能強化によってユーザーは企業のスタイルガイドやプロジェクトファイル、内部文書などを参照しながらGemsを活用できるようになった。^[1]

新機能では最大10個のファイルを一度にアップロードでき、1ファイルあたり100MBまでの容量制限が設定されている。対応ファイル形式はTXT、DOC、DOCX、PDF、RTF、DOT、DOTX、HWP、HWPXなどの文書ファイルに加え、XLS、XLSX、CSV、TSVなどのデータファイルにも対応している。

GoogleはこのGemsの機能強化により、企業や教育機関での業務効率化を推進している。顧客サービスの品質向上やHR関連の問い合わせ対応、製品仕様書の参照による迅速なトラブルシューティングなど、組織特有のニーズに合わせたカスタマイズが可能になった。

Gemsのファイルアップロード機能まとめ

Workspace extensionsについて

Workspace extensionsとは、Google Workspaceのアプリケーションを他のサービスと連携させるための拡張機能システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• Google Workspaceアプリとの緊密な統合
• セキュアなデータアクセスと権限管理
• 組織全体での一元管理が可能

Gemsの新機能では、Workspace extensionsを活用することでGoogle Driveからのファイルアップロードをシームレスに実現している。管理者はWorkspace extensionsの設定を通じてGemsのファイルアップロード機能を組織全体で有効化または無効化できるため、セキュリティポリシーに応じた柔軟な運用が可能だ。

GemsのGoogle Workspace連携に関する考察

GemsとGoogle Workspaceの統合は、企業や教育機関におけるAI活用の新たな可能性を示している。特にGoogle DocsやSheetsとの連携により、組織固有の知識やデータを活用したAIアシスタントの構築が容易になり、業務効率の大幅な向上が期待できるだろう。

しかし、機密情報の取り扱いには十分な注意が必要となる。組織の機密文書や個人情報を含むファイルがGemsにアップロードされた場合、情報漏洩のリスクが生じる可能性がある。管理者による適切なアクセス権限の設定や、ユーザー教育の徹底が重要になってくるだろう。

今後はよりインテリジェントなファイル解析機能や、リアルタイムでのファイル更新検知機能などが追加されることが期待される。また、組織のナレッジベースとしての活用を促進するため、ファイル間の関連性分析や、質問応答の精度向上なども重要な課題となってくるだろう。

参考サイト

1. ^ Google Workspace. 「 Google Workspace Updates: Upload Google Docs and other file types to Gem instructions 」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/11/upload-google-docs-and-other-file-types-to-gems.html, (参照 24-11-14).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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