SlackがWorkforce Index 2024年秋版を発表、デスクワーカーの3分の2がAIツール未使用の実態が明らかに
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記事の要約
- SlackがWorkforce Index 2024年秋版を発表
- デスクワーカーの3分の2がAIツール未使用
- 93%がAI出力を完全には信頼していない
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デスクワーカーのAIツール利用状況について明らかに
Slackは世界の職場に関する半年に1度の調査「Workforce Index」の2024年秋版を11月12日に発表した。この調査では世界15カ国のデスクワーカー1万7372人を対象に8月2日から30日にかけて実施され、AIツールの利用状況や信頼度について包括的な分析が行われている。[1]
調査によると現在のAI導入率は全体の32%に留まっており、特に米国やフランスでは過去3カ月間で導入率の伸びが1%程度と停滞している状況が明らかになった。企業の経営幹部の99%がAIへの投資を計画している一方で、実際の現場での活用は依然として限定的な段階にとどまっているのだ。
デスクワーカーの48%が職場でのAI使用を上司に報告することに抵抗を感じており、その主な理由としてAI使用が不正行為とみなされる懸念や能力不足と判断される不安が挙げられている。一方でAIのスキルアップには76%が意欲を示しており、今後の活用拡大に向けた期待も大きい。
調査で明らかになった主な結果
項目 | 詳細 |
---|---|
調査期間 | 2024年8月2日~30日 |
調査対象国 | 15カ国(豪・伯・加・仏・独・印・伊・日・蘭・星・西・瑞典・瑞西・英・米) |
回答者数 | デスクワーカー17,372人 |
AI導入率 | 全体の32%(2024年3月時点) |
AIへの不信感 | 93%が業務タスクでの完全な信頼を示さず |
AI使用の報告への抵抗 | 48%が上司への報告に難色 |
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職場でのAI活用における課題
職場でのAI活用における最大の課題は、AIツールの使用に対する心理的障壁の存在にある。以下のような要因が特に大きな影響を及ぼしている。
- AIの使用が不正行為とみなされる懸念
- 能力不足と判断される不安
- 怠惰な印象を与える心配
- 会社の方針が不明確
デスクワーカーの多くがAIツールの活用に消極的な姿勢を示している背景には、業務における正当性の認識が不足していることが挙げられる。AIの利用が業務効率の向上につながることへの理解が十分に浸透していない現状が明らかになっている。
Workforce Index調査に関する考察
今回の調査結果から、企業の経営層とデスクワーカーの間にAIに対する認識の大きなギャップが存在することが浮き彫りになった。経営幹部の99%がAIへの投資を計画している一方で、現場レベルではツールの使用に対する心理的なハードルが依然として高い状態が続いているのだ。
デスクワーカーの76%がAIスキルの向上に意欲を示していることは、今後の展開における明るい兆しと言える。ただし、AIツールの使用に対する心理的な抵抗感を軽減するためには、企業による明確なガイドラインの策定や適切なトレーニングプログラムの提供が不可欠だろう。
将来的にはAIツールの活用が一般化することで、業務効率の向上や創造的な仕事への時間の確保が期待される。しかし、その実現のためには経営層と現場の認識のギャップを埋めるための施策が重要になってくるはずだ。
参考サイト
- ^ Slack. 「The Fall 2024 Workforce Index Shows AI Hype Is Cooling | Slack」. https://slack.com/intl/en-gb/blog/news/the-fall-2024-workforce-index-shows-ai-hype-is-cooling, (参照 24-11-14).
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