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公開：2024-08-04

エルムスユナイテッド未来医療研究所が設立、獣医療と人医療の架け橋を目指し研究拠点を開設

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• エルムスユナイテッド動物病院グループが社名変更
• 研究事業強化のため研究拠点を開設
• 臨床事業は100%子会社を設立し継承

エルムスユナイテッド未来医療研究所の設立と研究拠点開設

株式会社エルムスユナイテッド動物病院グループは2024年8月1日、先進医療の研究事業強化を目指し社名を株式会社エルムスユナイテッド未来医療研究所に変更した。同時に本店を港区高輪に移転し、八幡山にAIM研究室、大阪中之島にNakanoshimaQrossで再生医療研究拠点を開設することで研究体制を整備している。これにより基礎から応用へと研究の幅を広げ、獣医療と人医療の架け橋となることを目指すのだ。^[1]

新会社の研究事業は2016年から東京大学医学部附属病院や慶応義塾大学医学部との共同研究に始まり、癌細胞のiPS細胞化や世界初の癌化しない動物iPS細胞の樹立を目指してきた。また2020年には日本初となる獣医療のオンライン診療を実施し、2022年からは東京大学医学部および一般社団法人AIM医学研究所と共同でAIMタンパク質の研究を進めている。

臨床事業については、会社分割により100%子会社の株式会社エルムスユナイテッド動物病院グループを設立し継承した。新たな体制のもと、基礎レベルの先進医療研究から応用研究への移行を見据え、獣医療から人医療へのフィードバックを目指す研究機関として、アンメットニーズに応える未来の医療発展に貢献することを目標としている。

エルムスユナイテッド未来医療研究所の概要まとめ

エルムスユナイテッド未来医療研究所の今後に関する考察

エルムスユナイテッド未来医療研究所の設立により、獣医療と人医療の融合が加速する可能性がある。しかし、異なる分野の知見を統合する過程で、規制の違いや倫理的な問題が生じる可能性も否定できない。特に、動物実験から人への応用を目指す際には、厳格な審査と慎重な対応が求められるだろう。

今後は、AIやビッグデータ解析を活用した研究手法の導入が期待される。これにより、膨大な臨床データからより精度の高い知見を得られる可能性がある。また、国際的な研究機関とのさらなる連携も重要だ。グローバルな視点で研究を進めることで、より幅広い課題に取り組めるようになるだろう。

エルムスユナイテッド未来医療研究所には、獣医療と人医療の架け橋となる革新的な治療法の開発が期待される。特に、AIMタンパク質研究や再生医療分野での成果が注目されるところだ。また、産学連携をさらに強化し、研究成果の社会実装を迅速に進めることで、医療イノベーションの中心的存在となることが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「研究事業に強化を目指して商号変更と研究拠点を開設～臨床事業は会社分割により子会社を設立～ | 株式会社エルムスユナイテッド動物病院グループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000100614.html, (参照 24-08-04).

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