パスロジがMicrosoft 365の認証基盤Microsoft Entra IDとPassLogicの連携を発表、多要素認証による安全性向上を実現

PR TIMES より
スポンサーリンク
記事の要約
- Microsoft 365とPassLogicの認証連携が実現
- PassLogicの16種類の多要素認証が利用可能に
- 企業ごとの運用に合わせたセキュリティ強化を実現
スポンサーリンク
Microsoft 365とPassLogicの認証連携によるセキュリティ強化
パスロジ株式会社は多要素認証ソリューション「PassLogic」の最新バージョンとMicrosoft 365の認証基盤である「Microsoft Entra ID」とのSAML連携検証の完了を2024年11月14日に発表した。純国産セキュリティ製品として多くの企業や政府機関に採用されているPassLogicの認証機能がMicrosoft 365に適用可能になった。[1]
PassLogicは独自のマトリックス表を用いた「PassLogic認証」を含む8種類の認証方法を組み合わせた16種類の多彩な多要素認証を提供している。所属部署やIPアドレスなどに基づくアクセス制限の利用も可能で、不正アクセスのリスクを大幅に低減することができるだろう。
さらにActive Directoryとのユーザー情報の同期やWindows OSへのサインインの認証強化機能を利用することで、Windows OSからMicrosoft 365まで一貫したセキュリティ管理が実現できる。利便性を保ちながらMicrosoft 365をより安全に利用できる環境が整備されたのだ。
PassLogicの主な機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
認証方式 | 8種類の認証方法を組み合わせた16種類の多要素認証 |
主要機能 | SSO連携、Windows OS認証強化、アクセスコントロール |
累計実績 | 114万件以上のライセンス発行 |
特許取得 | 国内36件、国内外合計124件 |
スポンサーリンク
SAML連携について
SAML連携とは、異なるシステム間でユーザー認証情報を安全に連携させる仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- シングルサインオンを実現する標準プロトコル
- セキュアな認証情報の受け渡しが可能
- 複数システム間での認証統合を実現
Microsoft 365とPassLogicのSAML連携により、企業は既存のPassLogic認証基盤をMicrosoft 365の認証に活用することが可能になった。Active DirectoryやWindows OSとの連携も含めた統合的なセキュリティ管理を実現できる点が特徴だ。
Microsoft 365とPassLogicの認証連携に関する考察
Microsoft 365とPassLogicの認証連携は、中小企業から大企業まで幅広いユーザーに対してセキュリティ強化の選択肢を提供する意義深い取り組みである。特に純国産のセキュリティ製品として、海外各国の政府・団体の影響を受けにくい点は、重要情報を扱う組織にとって大きな利点となるだろう。
今後の課題として、多要素認証の導入に伴うユーザーの利便性低下や運用負荷の増大が考えられる。しかしPassLogicの16種類の認証方式から企業の実情に合わせて選択できる柔軟性は、これらの課題を緩和する重要な要素となっていくはずだ。
企業のデジタル化が加速する中、クラウドサービスのセキュリティ強化はますます重要になっていく。PassLogicには今後も独自の技術力を活かし、さらなる認証方式の開発やユーザビリティの向上に取り組んでいくことが期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「【連携報告】「Microsoft 365」の認証基盤「Microsoft Entra ID」と多要素認証ソリューション「PassLogic」が連携可能に | パスロジ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000001103.html, (参照 24-11-15).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- Windows 11 Build 27749がCanary Channelに登場、Narratorの機能拡張でアクセシビリティが向上
- MicrosoftがVisual Studio 2022 v17.13 Preview 1をリリース、AIと品質管理機能の強化で開発効率が向上
- MicrosoftがGraph callRecords APIの新機能を発表、GCCHとDoDで通話記録管理が大幅に向上
- Docker Desktop 4.35が組織向けセキュリティ機能とmacOS性能を強化、開発効率の向上に貢献
- 【CVE-2024-50094】Linuxカーネルのsfcドライバーに脆弱性、netpoll環境下でのクラッシュ問題に対応
- 【CVE-2024-50245】Linux kernelのntfs3ファイルシステムにデッドロック脆弱性、複数バージョンで修正パッチをリリース
- 【CVE-2024-50217】Linuxカーネルのbtrfsにuse-after-free脆弱性、メモリ管理の改善で対策を実施
- 【CVE-2024-50229】Linux kernelのnilfs2ファイルシステムにデッドロックの脆弱性、シンボリックリンク作成時に発生の可能性
- 【CVE-2024-50223】Linuxカーネルのtask_numa_work関数でヌルポインタ参照の脆弱性が発見、システムの安定性に影響
- 【CVE-2024-50227】Linuxカーネルthunderboltにスタック領域外読み取りの脆弱性、KASANによる早期発見で対策へ
スポンサーリンク