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【CVE-2024-11309】TRCore DVCにパストラバーサルの脆弱性、認証なしで任意のファイル読み取りが可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TRCore DVCにパストラバーサルの脆弱性が発見
  • 認証なしで任意のシステムファイルが読み取り可能
  • 影響を受けるバージョンは6.0から6.3

TRCore DVCのパストラバーサルの脆弱性

TRCoreは同社製品DVCにおいて深刻なパストラバーサル脆弱性【CVE-2024-11309】を2024年11月18日に公開した。この脆弱性により認証されていないリモートの攻撃者が任意のシステムファイルを読み取ることが可能となっており、CVSSスコアは7.5と高い深刻度を示している。[1]

TWCERTの調査によると、この脆弱性はDVCバージョン6.0から6.3に影響を与えることが判明している。脆弱性の技術的影響は部分的であるものの、攻撃の自動化が可能であることから、システム管理者は早急な対応が必要となるだろう。

特筆すべき点として、この脆弱性は認証を必要としないため、攻撃者は容易にシステムファイルにアクセスできる状態にある。また、機密性への影響が高く評価されており、重要な情報が流出するリスクが存在している。

TRCore DVCの脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-11309
影響を受けるバージョン DVC 6.0から6.3
脆弱性の種類 パストラバーサル (CWE-23)
CVSSスコア 7.5 (High)
攻撃の特徴 認証不要、リモートから実行可能
影響 任意のシステムファイル読み取りが可能
脆弱性の詳細はこちら

パストラバーサルについて

パストラバーサルとは、Webアプリケーションにおいて意図しないディレクトリやファイルへのアクセスを可能にする脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 相対パスや特殊文字を使用して上位ディレクトリにアクセス
  • システム上の重要なファイルの読み取りが可能
  • 機密情報の漏洩やシステム設定の露出につながる

TRCore DVCで発見されたパストラバーサル脆弱性は、認証なしで攻撃が可能な点が特に深刻である。TWCERTの報告によると、この脆弱性は任意のシステムファイルの読み取りを可能にし、攻撃の自動化も可能であることから、早急な対策が必要とされている。

TRCore DVCのパストラバーサル脆弱性に関する考察

認証不要でリモートから攻撃可能な点は、インターネットに接続された環境での運用においては特に深刻な問題となる。脆弱性が発見されてから対策パッチが適用されるまでの期間は、システム管理者による厳重な監視とアクセス制御の強化が必要不可欠だろう。

今後の対策として、ファイルパスの正規化処理の実装やアクセス制御の強化が求められる。特にバージョン6.0から6.3を使用している組織は、アップデートが提供されるまでの間、WAFIDSなどの追加的なセキュリティ対策を検討する必要があるだろう。

長期的な視点では、セキュアコーディングガイドラインの徹底やペネトレーションテストの定期的な実施が重要となる。DVCのような重要なシステムコンポーネントにおいては、開発段階からのセキュリティ設計の見直しと、脆弱性対策の自動化が今後の課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11309, (参照 24-11-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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