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【CVE-2024-49574】ManageEngine ADAudit Plusにて深刻なSQL Injection脆弱性が発見、早急な対応が必要な状況に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ManageEngine ADAudit Plusにて深刻なSQL Injection脆弱性を確認
  • バージョン8123未満の全バージョンが影響を受ける状態
  • レポートモジュールに対するSQL Injectionの脆弱性が存在

ManageEngine ADAudit Plus 8123未満の脆弱性

ManageEngineは2024年11月18日、同社が提供するActive Directory監査ソリューションADAudit Plusにおいて深刻なSQL Injectionの脆弱性【CVE-2024-49574】を確認したことを公開した。この脆弱性はレポートモジュールに存在しており、バージョン8123未満の全バージョンで影響を受けることが判明している。[1]

この脆弱性はCVSS v3.1で8.3のスコアを記録しており、リモートからの攻撃が可能な状態であることが確認されている。攻撃の前提条件として特権が必要となるものの、ユーザーインタラクションは不要であり、情報の機密性と整合性に重大な影響を及ぼす可能性が高いと評価されている。

脆弱性の種類はCWE-89に分類されており、SQLコマンドで使用される特殊な要素の無効化が適切に行われていない状態であることが判明した。ManageEngineはこの脆弱性に対する修正パッチをリリースし、影響を受けるバージョンのユーザーに対して早急なアップデートを推奨している。

ManageEngine ADAudit Plusの脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-49574
脆弱性の種類 SQL Injection (CWE-89)
影響を受けるバージョン 8123未満の全バージョン
CVSSスコア 8.3 (HIGH)
攻撃要件 特権が必要、ユーザーインタラクション不要
影響範囲 情報の機密性と整合性に重大な影響
脆弱性の詳細についてはこちら

SQL Injectionについて

SQL Injectionとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の欠陥を突いて、悪意のあるSQLクエリを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • データベースの改ざんや情報漏洩を引き起こす可能性がある
  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
  • 特権昇格や認証バイパスにつながる危険性がある

ManageEngine ADAudit Plusで発見された脆弱性は、レポートモジュールにおけるSQL Injectionの脆弱性であり、CVSSスコア8.3と高い深刻度を示している。この脆弱性を悪用された場合、データベース内の情報が不正にアクセスされる可能性があり、特権が必要とはいえユーザーインタラクションが不要な点から、攻撃の容易性が懸念される。

ManageEngine ADAudit Plusの脆弱性に関する考察

ManageEngine ADAudit Plusの脆弱性は、Active Directory環境における監査ツールとしての重要性を考慮すると、極めて深刻な問題として捉える必要がある。特にレポートモジュールにSQL Injectionの脆弱性が存在することは、監査データそのものの信頼性を脅かす可能性があり、企業のセキュリティ態勢全体に影響を及ぼす恐れがあるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が求められる。特にSQL Injectionのような基本的な脆弱性が発見されたことは、セキュリティ設計プロセスの見直しが必要であることを示唆している。

ManageEngineには、脆弱性の修正だけでなく、セキュリティ監査機能の強化や、インシデント検知・対応機能の拡充が望まれる。特にActive Directory環境の重要性を考慮すると、より包括的なセキュリティ対策の実装が期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49574, (参照 24-11-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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