【CVE-2024-8978】Essential Addons for Elementorに情報漏洩の脆弱性、Contributor権限で認証情報が取得可能に
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記事の要約
- Essential Addons for Elementor 6.0.9以前に脆弱性
- Contributor以上のユーザーが機密情報を取得可能
- Login Register Formウィジェットで情報漏洩のリスク
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Essential Addons for Elementorの情報漏洩の脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインEssential Addons for Elementorのバージョン6.0.9以前に認証済みユーザーによる機密情報漏洩の脆弱性を2024年11月15日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-8978】として識別されており、Login Register Formウィジェットのinit_content_register_user_email_controls関数に存在することが判明している。[1]
この脆弱性により、Contributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが、Login Register Formウィジェットを通じて登録したユーザーのユーザー名やパスワードなどの機密情報を取得することが可能となっている。影響を受けるには、登録ユーザーが登録成功の通知メールを開封する必要があるという条件がある。
WordfenceのCVSS評価によると、この脆弱性の深刻度は「MEDIUM」で、スコアは5.7となっている。攻撃には認証が必要で、ユーザーの操作も必要となるが、機密情報の漏洩という重大な影響をもたらす可能性があることから、早急なアップデートが推奨される。
Essential Addons for Elementorの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-8978 |
影響を受けるバージョン | 6.0.9以前 |
脆弱性の種類 | 機密情報漏洩 |
CVSS評価 | 5.7(MEDIUM) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響範囲 | 登録ユーザーの認証情報 |
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機密情報漏洩について
機密情報漏洩とは、アプリケーションやシステムから重要な情報が意図せずに外部に流出することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- パスワードやアカウント情報などの認証情報が露出
- システムの設定や内部情報が第三者に開示
- 個人情報や機密データが不正にアクセス可能
Essential Addons for Elementorの脆弱性では、Login Register Formウィジェットを介して登録したユーザーの認証情報が漏洩する可能性がある。攻撃者はContributor以上の権限を持つアカウントを使用して、登録成功通知メールを開封したユーザーの情報を不正に取得することが可能となっている。
Essential Addons for Elementorの脆弱性に関する考察
Essential Addons for ElementorはWordPressの人気プラグインであり、多くのウェブサイトで利用されていることから、この脆弱性の影響は広範囲に及ぶ可能性がある。特にContributorレベルの権限は比較的容易に取得できるため、悪意のあるユーザーが機密情報を収集するリスクが高まっている。今後はユーザー登録機能の実装において、より厳密なセキュリティチェックが必要となるだろう。
プラグインの開発者は、登録プロセスにおける情報の取り扱いを見直し、機密データの保護を強化する必要がある。特にメール通知システムについては、センシティブな情報を含まないよう設計を改善することが求められる。将来的には、二要素認証やトークンベースの認証システムの導入も検討すべきである。
ユーザー側の対策としては、プラグインを最新バージョンに更新することが最も重要である。また、Contributorなどの権限付与は必要最小限にとどめ、定期的なセキュリティ監査を実施することが推奨される。今後は機密情報の保護に特化した機能の追加が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-8978, (参照 24-11-22).
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