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【CVE-2024-11210】EyouCMS 1.51にパストラバーサルの脆弱性、FilemanagerLogic.phpのeditFile機能に影響

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • EyouCMS 1.51にパストラバーサルの脆弱性が発見
  • FilemanagerLogic.phpのeditFile機能に影響
  • リモートからの攻撃が可能で深刻度は中程度

EyouCMS 1.51のパストラバーサルの脆弱性

VulDBは2024年11月14日、EyouCMS 1.51のFilemanagerLogic.phpファイル内のeditFile機能にパストラバーサルの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-11210】として識別されており、activepathパラメータの操作によってパストラバーサルが可能になることが判明している。[1]

この脆弱性の重要度はCVSS 4.0で5.3、CVSS 3.1で5.4と中程度の評価となっており、攻撃者は特権レベルは必要だがリモートから攻撃を実行することが可能である。ベンダーには早期に脆弱性情報が開示されたが、現時点で対応は行われていないようだ。

攻撃者は認証情報を持っている必要があるものの、ユーザーインターフェイスを必要とせずにリモートから攻撃を実行することが可能である。この脆弱性の情報は既に公開されており、攻撃に利用される可能性が高いことから、早急な対策が求められている。

EyouCMS 1.51の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-11210
影響を受けるバージョン EyouCMS 1.51
脆弱性の種類 パストラバーサル(CWE-22)
CVSS 4.0スコア 5.3(中)
影響範囲 FilemanagerLogic.phpのeditFile機能

パストラバーサルについて

パストラバーサルとは、攻撃者がファイルパスを操作して意図しないディレクトリにアクセスする脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ディレクトリトラバーサル攻撃とも呼ばれる
  • 重要なファイルへの不正アクセスが可能になる
  • システムファイルの改ざんや情報漏洩のリスクがある

EyouCMS 1.51で発見されたパストラバーサルの脆弱性は、FilemanagerLogic.phpのeditFile機能のactivepathパラメータを操作することで発生する。この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも利用可能な状態であることから、早急なアップデートや対策が必要とされている。

EyouCMS 1.51のパストラバーサル脆弱性に関する考察

EyouCMS 1.51のパストラバーサル脆弱性は、認証済みユーザーによる攻撃が可能であることから、内部からの攻撃リスクが特に高いと考えられる。この脆弱性を悪用されると、システム内の重要なファイルへのアクセスや改ざんが可能になり、組織全体のセキュリティが脅かされる可能性がある。

今後は入力値のバリデーションを強化し、ファイルパスの正規化処理を実装することで、同様の脆弱性の発生を防ぐ必要があるだろう。また、ベンダーの脆弱性対応の遅れは深刻な問題であり、セキュリティインシデント発生時の対応体制の見直しも求められる。

CMSのセキュリティ強化には、定期的な脆弱性診断の実施や、セキュアコーディングガイドラインの策定が効果的である。EyouCMSの開発チームには、今回の脆弱性を教訓として、より堅牢なセキュリティ体制の構築を期待したい。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11210, (参照 24-11-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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