スタジオスポビーが脱炭素エキデン愛知プロジェクトを始動、2025年春からアプリで個人の環境活動を見える化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

愛知県で2025年春から脱炭素エキデンプロジェクトが始動
個人のCO2排出抑制活動をアプリで見える化
企業100社以上が参加予定で全県民参加型を目指す

スタジオスポビーが展開する脱炭素エキデン愛知プロジェクト

株式会社スタジオスポビーは愛知県および市町村と連携し、脱炭素エキデン愛知プロジェクトを2025年4月より開始することを発表した。第20回アジア競技大会に向けて個人の環境アクションを実践しCO2排出抑制に取り組むプロジェクトで、その脱炭素活動のスコアを見える化させることで誇れる愛知を世界に発信する取り組みとなっている。^[1]

日本人一人あたりのCO2排出量は平均8トンで、日本の総人口を掛け合わせると約8億2000万トンにも及ぶことから、個人の行動変容が重要視されている。全国のスタートアップ等から革新的な技術・アイデアを募集した結果、96件の応募の中からスタジオスポビーを含む8社が採択された。

プロジェクトではエコライフアプリSPOBYを活用し、歩行や自転車での移動、マイボトル活用、リモートワークなど様々な環境アクションによる脱炭素量を見える化する。脱炭素スコアはご褒美特典と交換可能で、愛知県下および近隣エリアの民間企業100社以上の参加を計画している。

脱炭素エキデン愛知プロジェクトの概要

項目	詳細
開始時期	2025年春
運営主体	株式会社スタジオスポビー
参画予定企業数	100社以上
対象者	企業従業員、愛知県民
使用ツール	エコライフアプリSPOBY
主な活動内容	歩行・自転車移動、マイボトル活用、リモートワーク

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脱炭素量について

脱炭素量とは、CO2の排出削減量を数値化したもので、環境負荷の低減度合いを定量的に示す指標である。以下のような特徴がある。

個人の環境活動による削減効果をグラム単位で計測可能
数値化により具体的な目標設定と進捗管理が容易
削減量に応じた特典と連携し行動変容を促進

2021年度の日本国内における総排出、吸収量は11億2200万トンであり、個人の活動による削減が重要となっている。エコライフアプリSPOBYを活用することで、日々の環境アクションによる削減量を可視化し、具体的な行動変容につなげることができる。

脱炭素エキデン愛知プロジェクトに関する考察

アプリを活用して個人の環境活動を可視化する本プロジェクトは、具体的な行動変容を促す仕組みとして評価できる。特に脱炭素スコアと特典を連動させることで、持続的な活動参加のモチベーション維持が期待できるだろう。

一方で、参加企業100社以上という目標達成には、企業側の環境意識向上と具体的なメリットの提示が課題となる。企業の参加促進には、環境貢献度の可視化や対外的なPR効果の明確化など、ビジネス面での価値提供が重要になってくるだろう。

SPOBYアプリの機能拡充や使い勝手の向上も今後の重要な課題となるはずだ。環境活動の記録や集計の自動化、より詳細な削減効果の分析機能など、ユーザビリティの向上が求められる。2026年のアジア競技大会に向けて、県全体での環境意識の醸成と具体的な成果の創出に期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「県市町村×企業×市民によるECOプロジェクト/脱炭素エキデン愛知、2025年春始動 | 株式会社スタジオスポビーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000031367.html, (参照 24-11-22).

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