【CVE-2024-9542】Sky Addons For Elementorに機密情報露出の脆弱性、Contributor以上のユーザーがElementorテンプレートに不正アクセス可能な状態に
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記事の要約
- Sky Addons For Elementor 2.6.1以前に脆弱性
- 認証済みユーザーによる機密情報の露出が可能
- Content Switcher Widgetで未公開テンプレートにアクセス可能
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Sky Addons For Elementor 2.6.1の重大な脆弱性
WordPressのプラグインSky Addons For Elementorにおいて、バージョン2.6.1以前に認証済みユーザーによる機密情報露出の脆弱性が発見された。この脆弱性は【CVE-2024-9542】として識別されており、modules/content-switcher/widgets/content-switcher.phpのレンダリング機能に関連する問題として報告されている。[1]
Contributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが、Content Switcher Widgetを介してElementorの非公開テンプレートや下書きテンプレートなどの機密データにアクセスできる状態にあることが判明した。Wordfenceのセキュリティチームによって発見されたこの脆弱性は、CVSSスコア4.3のMEDIUMレベルと評価されている。
CWEでは「CWE-200: Exposure of Sensitive Information to an Unauthorized Actor」として分類されており、権限のないユーザーへの機密情報の露出という深刻な問題を引き起こす可能性がある。WordPressプラグインの開発元であるtechfydは、この脆弱性に対する対応を進めている。
Sky Addons For Elementorの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
識別番号 | CVE-2024-9542 |
影響を受けるバージョン | 2.6.1以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | 機密情報の露出 |
CVSSスコア | 4.3(MEDIUM) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響範囲 | 非公開テンプレート、下書きテンプレート |
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機密情報の露出について
機密情報の露出とは、システムやアプリケーションにおいて、本来アクセスを制限すべき情報が権限のないユーザーに閲覧可能な状態となることを指す。以下のような特徴が挙げられる。
- 認証や認可の不備による情報漏洩
- アクセス制御の実装ミスによる権限昇格
- システム設計上の欠陥による情報の意図しない公開
Sky Addons For Elementorの事例では、Content Switcher Widgetのレンダリング機能において、Elementorテンプレートへのアクセス制御が適切に実装されていないことが問題となっている。Contributor以上の権限を持つユーザーが非公開や下書き状態のテンプレートにアクセスできる状態は、情報セキュリティの観点から重大なリスクとなるだろう。
Sky Addons For Elementorの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインにおける機密情報露出の脆弱性は、サイト運営者にとって重大な問題となる可能性が高い。特にElementorテンプレートには、未発表のキャンペーン情報や製品情報など、公開前の重要なコンテンツが含まれている可能性があるため、早急な対応が必要となるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はアクセス制御の実装において、より厳密なチェックを行う必要がある。特にWordPressの権限システムと連携する際には、各ロールに応じた適切なアクセス制限を実装することが重要になってくるだろう。
また、サイト管理者側も定期的なセキュリティアップデートの適用や、プラグインの権限設定の見直しを行うことが推奨される。WordPressのエコシステムが健全に発展するためには、開発者とユーザー双方のセキュリティ意識の向上が不可欠だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-9542, (参照 24-11-26).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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