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公開：2024-08-07

一般社団法人海と日本プロジェクトinみやざきが海洋教育プログラムを開催、上南方小中学校6年生が海の環境と課題を学ぶ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• 一般社団法人海と日本プロジェクトinみやざきが海洋教育プログラムを開催
• 上南方小中学校6年生を対象に2日間の体験学習を実施
• 海の環境や課題について学び、自分ごととして考える機会を提供

海と上南方小プロジェクトの概要と目的

一般社団法人海と日本プロジェクトinみやざきは、2024年7月25日と26日に上南方小中学校の6年生を対象とした海洋教育プログラム「海と上南方小プロジェクト～海の学校2024～」を開催した。このプログラムは、学習として「海へ行く機会」を創出し、宮崎県の海洋教育のモデルを作ることを目指している。次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されたのだ。^[1]

本プログラムは4月から7月までに計6回の学習を行い、11月に成果発表会を実施する予定となっている。児童たちが未来の宮崎の海に対してどのように向き合うかを明確にし、どう行動すべきかを判断できるアクション形成を目標としている。教育委員会などと連携しながら県内の海洋教育の課題等を抽出し、学校が主体的に活動できるような新たな海洋教育を実施していくことを目指しているのだ。

今回の学習では、実際に海に囲まれた島で生活をしている「島野浦学園」での交流学習や、地元の海をもっと知るための海の課題について学び、海に関する知識を深めた。より具体的に自分たちの身近にある海洋問題を「自分ごと」としてとらえ、豊かな宮崎の海を次世代に引き継ぐために私たちができることを考えることが、このイベントの主要な目的となっている。

海と上南方小プロジェクトの内容まとめ

海洋教育について

海洋教育とは、海洋に関する知識や理解を深め、海洋環境の保全や持続可能な利用について学ぶ教育のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 海洋環境や生態系の理解を促進
• 海洋資源の持続可能な利用方法を学習
• 海と人間の関わりについて考察する機会を提供

海洋教育は、単に海に関する知識を習得するだけでなく、海洋環境の保全や持続可能な利用について考え、行動する力を養うことを目的としている。特に、地球表面の約7割を占める海洋が地球環境や人類の生活に与える影響を理解し、海洋に関する諸問題に対して主体的に取り組む姿勢を育成することが重要視されているのだ。

海と上南方小プロジェクトに関する考察

海と上南方小プロジェクトは、児童たちに海洋環境への理解を深める貴重な機会を提供しているが、今後はより長期的な視点での取り組みが必要となるだろう。一過性のイベントで終わらせるのではなく、継続的な学習プログラムの構築や、地域全体を巻き込んだ海洋保全活動への発展が求められる。また、他の学校や地域との連携を強化し、宮崎県全体で海洋教育の質を高めていくことも重要な課題となるはずだ。

今後追加してほしい新機能としては、オンラインプラットフォームを活用した遠隔地の学校との交流学習や、VR技術を用いた仮想海中体験などが考えられる。これらの技術を導入することで、より多くの児童が海洋環境を身近に感じ、理解を深める機会を得ることができるだろう。さらに、海洋ごみの問題に焦点を当てたワークショップや、地域の漁業者との交流セッションなど、より実践的な学習内容の充実も期待したい。

今後に期待したいのは、このプロジェクトを通じて育成された児童たちが、将来的に海洋保全や持続可能な利用に関する分野でリーダーシップを発揮することだ。海洋教育を受けた世代が成長し、社会の各分野で活躍することで、海洋環境への意識が社会全体に浸透していくことが期待される。また、このプロジェクトのモデルが他の地域にも波及し、全国的な海洋教育の質の向上につながることも期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「学校と連携した海洋教育プログラム「海と上南方小プロジェクト～海の学校2024～」を開催しました！ | 海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002783.000077920.html, (参照 24-08-07).

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