テクノアの生産管理システムTECHS-S NOAとTECHS-BKがクラウドサービス認定を取得、中小製造業のDX推進に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社テクノアは中小製造業向け生産管理システム『TECHS』シリーズの2製品が2024年10月10日にクラウドサービス認定を取得したことを発表した。認定を受けたのは個別受注型機械装置業向けの『TECHS-S NOA』と多品種少量型部品加工業向けの『TECHS-BK』の2製品である。^[1]

認定された『TECHS』シリーズは受注から出荷までの業務を一元管理し、進捗状況や負荷原価の情報を見える化する生産管理システムとなっている。1994年の販売開始以来、4,500社を超える中小製造業に導入された実績を持つパッケージシステムだ。

クラウドサービス認定プログラムでは、小規模事業者のデジタル化レベルに応じた適用のしやすさや、デジタル化経験が少ない事業者への支援体制が評価された。テクノアは2024年7月時点で生産管理システム導入ユーザーの約7割がクラウド環境を選択している状況にある。

項目	詳細
認定機関	一般社団法人クラウドサービス推進機構（CSPA）
認定目的	中小企業の経営者が安全かつ安心して利用できるクラウドサービスの認定
審査方法	IT・DXの有識者・専門家による中小企業経営者視点での評価
認定実績	2023年度までに48社54サービス
評価対象	クラウドサービスの内容、Webページでの紹介方法など

クラウドサービスとは、インターネットを通じてソフトウェアやシステムを利用できるサービス形態のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

総務省の調査によると2022年時点で企業全体のクラウドサービス利用率は77.7%に達している一方、製造業の生産管理システムにおけるクラウド利用率は11.6%にとどまっており、今後の普及拡大が期待されている分野となっている。

中小製造業におけるクラウド型生産管理システムの普及は、デジタル化による業務効率化と生産性向上を実現する重要な要素となっている。特に初期投資の負担軽減や段階的な導入が可能な点は、経営資源の限られる中小企業にとって大きなメリットとなるだろう。

一方で導入に際しては、既存業務フローの見直しやデータ移行、従業員教育など様々な課題への対応が必要となってくる。クラウドサービス認定制度による第三者評価は、サービスの信頼性向上と導入判断の指標として有効な役割を果たすと考えられる。

今後は業界特性や企業規模に応じたきめ細かな支援体制の整備が重要となってくる。ベンダー各社には、導入企業の成長段階に合わせた柔軟なサービス提供と、継続的な機能改善による顧客価値の向上が求められるだろう。

^ PR TIMES. 「一般社団法人クラウドサービス推進機構「クラウドサービス認定プログラム」にて生産管理システム『TECHS-S NOA』および『TECHS-BK』が認定されました | 株式会社テクノアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000053131.html, (参照 24-11-27).
総務省. https://www.soumu.go.jp/

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