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公開：2024-11-29

応用技術が環境シミュレーションサービス「まちスペース」を公開、PLATEAUデータを活用した都市環境の可視化が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 応用技術が環境シミュレーションサービス「まちスペース」を公開
• PLATEAUデータを活用したクラウドベースのサービスを展開
• IFCデータを用いた計画建物のシミュレーションが可能に

PLATEAUデータを活用した環境シミュレーションサービス「まちスペース」の機能

応用技術株式会社は国土交通省が推進するPLATEAU by MLITを活用したクラウドベースの環境シミュレーションサービス「まちスペース」を2024年11月28日に公開した。PLATEAUのデジタルツイン環境を活用することで、誰もが簡単に環境シミュレーションを実行できる環境が整備されている。^[1]

「まちスペース」は株式会社ユーカリアが開発提供するオープンソース「Re:Earth」を基盤として採用しており、Webブラウザ上で解析種別や範囲設定を行うだけで環境シミュレーションが実行可能となった。PLATEAUデータを利用した簡易環境シミュレーションの場を無償提供することで、環境への意識向上を推進している。

IFC出力された設計データをPLATEAUのデータと共に解析対象とすることで、計画建物を含む未来環境のシミュレーションにも対応している。環境シミュレーションの結果はブラウザ上で可視化され、第三者との共有も可能となっており、建築や都市計画における環境アセスメントの効率化が期待できる。

まちスペースの提供機能まとめ

まちスペースの詳細はこちら

IFCについて

IFCとはIndustry Foundation Classesの略称で、建築3次元モデルデータの中間ファイルフォーマットのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 異なるBIMソフト間でのデータ交換を可能にする標準フォーマット
• 建築物の形状や属性情報を含む3次元モデルデータを保持
• 国際標準化機構（ISO）により規格化された業界標準規格

まちスペースではIFCフォーマットを活用することで、Autodesk Revitから出力された建築データをPLATEAUの都市モデルと統合することが可能となっている。これにより計画段階の建築物が周辺環境に与える影響を事前に評価し、より効果的な環境アセスメントを実現できるようになった。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「PLATEAU by MLIT 活用ソリューション　「まちスペース™」を公開 | 応用技術株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000105632.html, (参照 24-11-29).

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