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公開：2024-11-30

みなとみらい線全駅でタッチ決済とQRコード乗車サービスを開始、東急線との相互利用で利便性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• みなとみらい線全駅でタッチ決済対応カードの実証実験開始
• 事前購入不要でクレジットカード等での乗車が可能に
• 東急電鉄との相互利用で渋谷方面への移動も便利に

みなとみらい線が全駅でタッチ決済とQRコード乗車サービスを開始

横浜高速鉄道株式会社は三井住友カードやビザ・ワールドワイド・ジャパンなど6社と共同で、みなとみらい線全駅における新しい乗車サービスの実証実験を2024年12月4日から開始することを発表した。新サービスでは事前の乗車券購入が不要で、タッチ決済対応のカードやスマートフォンを改札機の専用リーダーにかざすことで乗車が可能になる。^[1]

東急電鉄株式会社との連携により、みなとみらい線と東急線を相互に跨いだ利用が可能となり、横浜から渋谷方面へのアクセスがより便利になった。タッチ決済対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯が導入され、Mastercardも順次追加される予定である。

QRコードを活用した乗車サービスでは、乗車券販売サイトで企画乗車券を事前に購入し、発行されたQRコードをスマートフォンに表示して改札機の読み取り部にかざすことで利用できる。このサービスでは東急電鉄が提供するデジタルチケットサービス「Q SKIP」が活用される。

みなとみらい線のタッチ決済サービスまとめ

タッチ決済について

タッチ決済とは、国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• サインや暗証番号入力が不要でスピーディーな決済が可能
• 国際的なセキュリティ基準に準拠した安全な認証システム
• クレジット、デビット、プリペイドカードに対応

タッチ決済はコンビニエンスストアやファストフード店など一般的な店舗での利用に加え、公共交通機関への導入も進んでいる。stera transitのプラットフォームを活用することで、交通分野における利便性向上やインバウンド対応の促進が期待できる。

みなとみらい線タッチ決済サービスに関する考察

タッチ決済やQRコードを活用した新しい乗車サービスの導入は、利用者の利便性向上に大きく貢献する可能性を秘めている。特に事前の乗車券購入が不要になることで、急な電車の利用にも柔軟に対応できるようになり、訪日外国人観光客にとっても使いやすいシステムになるだろう。

一方で、高齢者や電子決済に不慣れな利用者への配慮も重要な課題となってくる。導入初期には既存の切符や交通系ICカードと並行した運用が必要であり、利用者への丁寧な案内と周知活動が求められるだろう。

今後は他の交通機関との連携拡大や、より多様な決済手段への対応が期待される。特にMastercardの追加や、他の鉄道会社との相互利用の拡大など、サービスの拡充による利便性の向上が望まれる。

参考サイト

1. ^ 横浜高速鉄道株式会社. 「2024 年 12 月 4 日（水）から、みなとみらい線の全駅で、クレジットカードやデビットカード等のタッチ決済およびQR コード認証を活用した乗車サービスの実証実験を開始します」. https://www.mm21railway.co.jp/info/news/uploads/press%20release_20241128_2.pdf, (参照 24-11-30).

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